東京ヴェルディは30日、クラブ公式サイトで「一部報道について」と題し、声明を発表した。

　クラブによると、28日に一部メディアが永井秀樹監督の指導でパワハラのような行為があったことに対し、フロントが積極的な調査をしていないとする記事を掲載。しかし、クラブは記事が公開される前の7月26日から本件コンプライアンス委員会を立ち上げ、7月29日、8月12日、8月17日、8月23日にはJリーグに調査の進捗状況を報告していることから、今回の報道を「隠蔽」しているとの指摘は全く該当しないと否定している。

　また、28日にJリーグに確認したところ、東京V選手会からの意見書がJリーグに到着していた事実はなく、27日にJリーグ内において幹部による会議も開催された事実はないという。

　クラブは現在も調査中であること、調査対象者の特定を避けたいことから、これまでの調査結果を現時点で全て明らかにすることはできないとし、本件コンプライアンス委員会の立ち上げから1か月を経過しても最終結論に至っていないことを謝罪。「当クラブとしては、最終結論において、当クラブに所属する選手やスタッフのみならず、応援してくださっているファン・サポーターの皆様、ステークホルダーの皆様の信頼に応えられるように、調査及び改善のための活動を続けてまいりますので、最終結論が出るまでもうしばらくお待ちください」と述べた。

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