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ミスからカウンターで2失点…横浜FC渡邉千真「自分たちでゲームを壊した」

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横浜FCはアウェーでは3戦勝ちなし

[8.29 J1第27節 柏2-1横浜FC 三協F柏]

 前節の勝利で4か月半ぶりに最下位を脱出し、19位に順位を上げた横浜FC。直近6試合で勝ち点を「11」積み上げ、チーム状況は上向いている。そんな中で迎えた14位柏レイソル戦は、残留に向けて大事な一戦となった。

 先制を許した4分後にMF瀬古樹のFKからFW渡邉千真が同点弾。前半終盤には柏にPKを与えてしまったがシュートミスに救われ、後半に入ってからは攻めの回数を増やすなど流れを引き寄せたかに見えた。しかし、後半26分に柏に勝ち越しのゴールを許すと、1-2で敗れた。

「イージーなミスがチームとしても多かったですし、隙を与えるプレーが数多くあったので、自分たちでゲームを壊した印象があります」と渡邉が認めるように、2失点はいずれもパスミスからカウンターに持ち込まれて喫したものだった。

「アウェーになると後ろに重たくなるというか、そういう戦いがアウェーになると多くなる」と渡邉は柏戦を振り返る。早川知伸監督は「冷静さを自分も失っていた。チームも冷静さを欠いた。我慢できなかった」と敗戦の要因を挙げた。

 勝ち点を18から伸ばすことはできなかったが、20位の大分トリニータも今節敗れたため、順位は変わらず。9月2日からW杯アジア最終予選がはじまるため、次戦は9月11日、ホームで浦和レッズを迎える。「つぎに進むしかありませんので、切り替えて浦和戦に向けてしっかりと準備していきたい」。残留へ指揮官は前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)
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