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5人制サッカー日本代表は“パラ4連覇”ブラジルに完敗も…31日最終節・中国戦で引き分け以上なら4強決定

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日本はブラジルに敗れる

[8.30 東京パラリンピックGL第2節 日本0-4ブラジル 青海]

 5人制サッカー(ブラインドサッカー)日本代表は30日、青海アーバンスポーツパークで開催された東京パラリンピック・グループリーグ第2節でブラジルと対戦。4連覇王者のブラジルに0-4で敗れた。翌31日にはグループリーグ最終節で中国と対戦する。

 パラリンピック初出場の日本は、29日の初戦でフランスと対戦。FW黒田智成とMF川村怜が2得点を挙げ、歴史的初勝利を手にした。第2戦の対戦相手は、同種目がパラリンピックの正式種目となった2004年アテネ大会から、4大会連続で優勝し続けているブラジル。日本は初戦と先発メンバーを変えず、守護神・GK佐藤大介、守備職人・DF田中章仁、攻守の要・MF佐々木ロベルト泉、主将の川村、エース・黒田を起用した。

 しかし、やはりサッカー王国は強かった。開始早々から立て続けにシュートを打たれると、前半5分に先制を許す。初戦で2得点を挙げたMFライムンド・メンデスに左サイドからの突破を許し、そのままトゥーキックを沈められた。

 その後も日本は相手ゴールまで運べない。守備ではGK佐藤の横っ飛びセーブが冴えたものの、前半はほとんどブラジルの猛攻を浴び続けることになった。

 0-1で前半を折り返すと、日本は再びゴールをこじ開けられる。後半5分、FWチアゴ・ダ・シウバに日本のフィールドプレーヤー4人全員を置き去りにするドリブル突破を見せつけられ、最後は右足シュートでゴール左隅に流し込まれた。

 終盤には絶対的エースのFWリカルド・アウベスに2失点を食らう。日本は猛暑に耐えうる体力と緻密な守備網で立ち向かったが、ブラジルの圧倒的な個人技に破られ、0-4で試合終了。今大会初黒星を喫した。31日には最終節・中国戦が行われる。

 グループリーグでは出場8か国を2つの組に分け、上位2チームずつが準決勝に進出。第2節を終えて、グループAでは首位・ブラジルの2位以上が確定し、準決勝進出が決定。2位・日本(勝ち点3/得失点差0)と3位・中国(勝ち点3/得失点差-2)は、31日の最終節でグループリーグ突破の残り1枠を懸け、直接対決となる。日本は中国に引き分け以上で準決勝に進むことができる。

(取材・文 石川祐介)
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