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U-24世代から6人選出…久保建英「挑戦する立場だけど差があるとは思っていない」

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 日本代表のMF久保建英(マジョルカ)が31日、オンライン取材に対応し、カタールW杯アジア最終予選に向けて「自分の今の実力を飾ることなく、しっかり出していければと思っている」と意気込みを語った。

 4位に終わった東京五輪を経て、いよいよ始まるカタールW杯への戦い。A代表にもオーバーエイジの3選手も含めると五輪代表から9選手が選ばれており、“世代間の融合”が一つのテーマとなる。

 そうした中、最年少の久保は「実績から言ったら五輪に出ていた選手は挑戦する立場だと思うけど、差があるとは思っていない。コンディションはいいので、自分の立ち位置は自分でわかっているつもりなので試合で証明するだけ」とし、「五輪に出た選手がいいものをプラスしていければ」と力強く語った。

 東京五輪後、久保はR・マドリーからマジョルカへの期限付き移籍を選択。一昨季もプレーしていた慣れ親しんだクラブで再出発を期する。ここまで全3試合に出場し、現地では2年前からの成長を称える声も多数。自身も「第三者の目から言ってもらえるレベルまで来ていると思うので、あとは代表の試合で出していければ」と手応えを語る。

「自分はチームで試合に出ないと始まらないと思っていたなかで、代表に来るにあたって試合に出ることができていて、コンディションが良いことを映像を通じて見せることができている。この(最終予選)2試合でチャンスが来ると思うので、それを無駄にせず、いつもチームでしているプレーを出していけば問題ない」。

 そう自信を見せた久保は初経験の最終予選を「あまり経験もないので特にどんなものとは一概には言えないけど、テレビで見ていて感じたのはレベルも高いし、均衡した試合になると思う」と見据える。「数打っていかないといけないし、引いてくる相手は一発という策も持ってくる。そういうところも警戒しながら先手を打っていくことが大事」。イメージは十分。初のW杯出場に向け、すべての経験を注いでいく。

(取材・文 竹内達也)
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