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森保J冨安、守田がオマーン戦欠場へ…冨安は移籍期限に備えて異例の合流回避

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 カタールW杯アジア最終予選に臨む日本代表は31日、大阪府内で合宿2日目のトレーニングを行った。新たに欧州組5選手が合流した一方、DF冨安健洋(ボローニャ)とMF守田英正(サンタクララ)が不在。両選手は日本政府と協会との取り決めにより、9月2日の最終予選・オマーン戦(ドーハ)の欠場が決まった。

 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が31日、2選手が不在となった経緯を説明。冨安は欧州の移籍ウインドー期限が迫っているため、メディカルチェックに備えて参加を回避したという。所属クラブは招集に応じる義務があるが、日本側が「今後の日本サッカーにとってもアイツにとっても大事。こちらがイエスと言わざるを得ない」(反町委員長)と配慮した。

 また守田は29日に行われたジル・ビセンテ戦に出場。移動時間の関係で、日本政府とJFAが事前に取り決めていた「3日前入国」に間に合わなかった。

 日本政府は海外から帰国した選手に対し、最短でも試合前3日間にわたって新型コロナウイルスの検査を毎日行うよう義務付けており、オマーン戦出場のためには8月30日のうちに入国する必要があった。両選手は9月7日に行われる中国戦に備え、開催地のカタール・ドーハで合流する予定だという。

 なお、GK川島永嗣(ストラスブール)、DF吉田麻也(サンプドリア)、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)、MF伊東純也(ゲンク)、FW古橋亨梧(セルティック)の5選手が新たに合流。JFAがチャーターした航空機を使用し、いずれも30日中に入国が完了した。オマーン戦には22選手で臨む。

(取材・文 竹内達也)
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