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“大阪ダービー”史上初の珍事目前でスーパー弾!! G大阪が敵地でC大阪に先勝

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G大阪がC大阪に1-0で勝利

[9.1 ルヴァン杯準々決勝第1戦 C大阪 0-1 G大阪 ヨドコウ]

 ルヴァンカップ準々決勝第1戦が1日に行われ、ガンバ大阪は敵地ヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪に1-0で勝利した。後半44分にFW山見大登が貴重なアウェーゴールを記録。第2戦は5日にパナソニックスタジアム吹田で開催される。

 “大阪ダービー”3連戦の第2ラウンド。8月28日にG大阪のホームで行われたJ1第27節は、アウェーのC大阪が1-0で勝利を収めた。中3日で迎えたこの試合では両チームとも大幅にメンバーを変更。序盤から小菊昭雄監督就任2戦目のC大阪が攻勢を仕掛けた。

 前半13分、FW松田力からボールを受けたFW山田寛人がPA内右に切れ込み、右足で強烈なシュート。しかし、GK東口順昭に触られ、右外のサイドネットに当たる。同21分にはPA内右のMF中島元彦が切り返しから左足を振り抜くも、GK東口が好セーブ。こぼれ球に反応した松田力はオフサイドを取られた。

 前半28分にも中島が左足のミドルシュートでゴールを襲うが、GK東口に止められる。G大阪をシュート0本に抑えて攻め続けたC大阪はチャンスを生かせず、スコアレスで前半終了となった。

 C大阪はハーフタイムを挟んでも主導権を渡さない。後半2分、DF小池裕太が左サイドの深い位置から左足でクロスを供給。山田がヘディングで合わせるも、ジャストミートせずにゴール右へ外れる。同6分には小池がダブルタッチでMF小野瀬康介をかわし、PA内左に進入。追走した小野瀬の守備を受けて倒れるが、ファウルの笛は鳴らない。

 一方、我慢の時間が続いたG大阪は後半13分に好機を迎える。右サイドの小野瀬が小池の股を抜くパスを送り、PA内右に走り込んだMF井手口陽介が右足でダイレクトシュート。しかし、GKキム・ジンヒョンにセーブされた。

 先制を狙うC大阪はMF坂元達裕やFW大久保嘉人など、次々と攻撃のカードを切る。対するG大阪も終盤に3枚替えを敢行。その後も互いにゴールを奪えず、“大阪ダービー”通算53回目にして史上初のスコアレスドローも見えてきた中、後半44分に試合が動いた。

 後半33分に途中出場していた山見が右サイドのDF柳澤亘からパスを受け、PA手前やや右から左足でシュート。GKキム・ジンヒョンが動けないまま、鮮やかな軌道でゴール左上に吸い込まれる。特別指定選手としてプレーする関西学院大FWのスーパーゴールにより、G大阪が劇的な展開で第1戦を制した。

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