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中央を固める相手にサイドでも手詰まり…伊東純也「効果的な攻撃はできてなかった」

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シュートを放つMF伊東純也

[9.2 W杯アジア最終予選 日本0-1オマーン パナスタ]

 数少ないチャンスの一つだった。前半28分、DF吉田麻也からのロングフィードに反応した日本代表MF伊東純也が背後に抜け出し、PA内でボールを受ける。DF2人に挟まれながらシュートを打ったが、惜しくもGKの正面を突いた。

「だれかが裏に行かなきゃいけないし、常に背後を狙う動きだけは意識していた。(吉田)麻也くんからいいボールが来て、トラップもうまくいった。DF2枚の間で上手く受けて、シュートを打って入ったと思ったけど、GKの正面で残念なシーンだった」

 前半のチャンスらしいチャンスはこの1本のみ。後半に入ってもリズムは変わらず、単調な攻撃に終始した。「全体的に良くなかったと思うし、ミスも多かったと思う。自分たちのペースというか、ボールは握れていたけど、効果的な攻撃はできてなかったと思う」。そう認めざるを得なかった。

 中央を固めてくる相手に対し、サイドにボールが入っても、そこから次の工夫がなかった。「サイドバックがフリーだったけど、もう少しサイドバックを高くして、サイドハーフが絞ってシンプルにクロスでも良かったと思う」。そう指摘した伊東は「攻撃のクオリティーを上げることもそうだけど、もっと迫力を持って攻めないといけない」と課題を口にした。

 攻守の切り替えの速さや球際、セカンドボールの回収でもオマーンに上回られ、対オマーン戦は13度目の対戦で初黒星。相手が約1か月間にわたる入念な準備をしてきたとはいえ、「オマーンのコンディションの良さは感じたけど、自分たちがもっとできたと思うし、奪われたあとのリアクションとか攻撃の精度は自分たちのミスだったと思うので、そこは改善しないといけない」と厳しい表情だった。

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