フィオレンティーナを退団した元フランス代表MFフランク・リベリを巡り、ベローナとサレルニターナが獲得を検討している。イタリアメディア『スカイスポーツ』が2日、伝えている。

　38歳のリベリは、昨シーズン限りで2年間を過ごしたフィオレンティーナとの契約を満了。今夏は新天地を求めて移籍先を模索してきた。夏の移籍期間はすでに期限を迎えたが、フリーの選手の獲得を目指すサレルニターナとベローナが元フランス代表MFに熱視線を送っている。

　昇格組のサレルニターナは、来シーズンのセリエA残留を目指し、リベリをリストアップ。選手との接触を開始した。サレルニターナは、金銭面および技術面において38歳MFを説得しようと努力しており、リベリ側との対話が続けられている。

　一方、ベローナもリベリの獲得に本腰を入れている。ベローナは、移籍期間終了前からフランス人MFとの接触を開始。リベリのバイエルン時代の同僚で、ベローナOBのルカ・トーニ氏の勧めもあり、元バイエルンMFはすでに加入に前向きな回答をしたとみられるが、ベローナ側が決断を先送りしてきた。そんな中、サレルニターナが争奪戦に参戦。リベリも早期のチーム加入を希望しているとみられており、ヴェローナは決断を迫られることになる。