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マンジュキッチが現役引退を表明…少年時代の自分へ「109分頃には準備しておいて」

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FWマリオ・マンジュキッチが現役引退

 ユベントスバイエルンでプレーした元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ(35)が現役引退を表明した。

 3日に自身のインスタグラム(@mariomandzukic)で昔のスパイクの写真を投稿し、次のようなメッセージをつづっている。

「親愛なる小さなマリオへ」

「初めてこのスパイクを履いたとき、君はサッカーでどんな経験ができるのか想像もできなかっただろう。最も大きな舞台でゴールを決め、ビッグクラブで最高のトロフィーを手にするんだ。誇りを持って国を代表し、クロアチアのスポーツの歴史を作ることになるだろう」

「チームメイト、コーチ、ファン、そして家族、代理人、友人など、君の周りにはいつも君を支えてくれる良い人たちがいるから、君は成功するだろう。君は彼ら全員に一生感謝することになる」

「そして何よりも、常にベストを尽くすからこそ、成功するのだと思う。それこそ君が最も誇りに思うことなんだ。多くの犠牲を払うことになるだろうが、素晴らしい瞬間があったからこそ、その価値があったと分かるはずだ」

「引退の時期が来たら、このスパイクをキャビネットにしまって、後悔しないようにしよう。サッカーは常に君の人生の一部だけど、新しい章を楽しみにしている」

「楽しんでくれ。君の大きなマリオより」

「P.S. もしワールドカップでイングランドと対戦することになったら、109分頃には準備しておくんだ」

 マンジュキッチはディナモ・ザグレブ、バイエルン、アトレティコ・マドリー、ユベントスなど国内外の名門クラブを渡り歩き、異なる4か国でリーグ制覇を経験。バイエルン時代の2012-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ決勝でゴールを決め、クラブにビッグイヤーをもたらした。

 クロアチア代表としては2007年のデビューから国際Aマッチ通算89試合に出場し、33得点を記録。2018年のロシアW杯準決勝のイングランド戦では、延長後半4分(109分)に決勝ゴールを挙げ、クロアチア史上初の決勝進出に大きく貢献した。

 W杯準優勝となった同大会後にクロアチア代表を引退し、2019年12月にユベントスからカタールのアルドゥハイルに移籍。同年7月に退団し、今年1月からミランに加入したが、シーズン終了後に契約満了となっていた。

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