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伊藤洋輝は「我々が間違っていたことを示した」。シュツットガルトSD、J2視察の理由は…

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シュツットガルトに所属するMF伊藤洋輝

 日本代表MF遠藤航が主将を務めるブンデスリーガ1部シュツットガルトで先日、元U-21日本代表MF伊藤洋輝がリーグ戦デビュー。クラブのスベン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)はその能力を手放しで褒め称えている。

 シュツットガルトは今夏、買い取りオプション付きのレンタルでJ2のジュビロ磐田から22歳の伊藤を獲得。ミスリンタートSDは加入発表の際、伊藤を当面は4部所属の2軍で「欧州サッカーに馴染ませる」考えを明かしていた。だが、好印象を受けたペレグリーノ・マタラッツォ監督は同選手をトップチームのトレーニングキャンプへ帯同すると、DFBポカール1回戦では3バックの中央でスタメン起用。伊藤はさらに、先月28日に行われた第3節フライブルク戦(2-3)の後半16分に途中出場し、リーグ戦デビューを果たしている。

 ミスリンタートSDはそんな予想以上に早く順応する伊藤を絶賛。地元紙『シュツットガルター・ナハリヒテン』で「ヒロキは信じられないほどの左足を有し、ビルドアップはスーパーな上、デュエルにも強い。タックルも結構なもので、ピッチ上で上手く抵抗できる」とコメント。慎重に育てていく当初の考えに触れつつ、「ヒロキは我々が全員間違っていたことを示した」と認めた。

 シュツットガルトでは遠藤のベルギーのシントトロイデンからの獲得を主動した同SDは、ドルトムント時代はスカウトとして、当時J2のセレッソ大阪から元日本代表MF香川真司を発掘。伊藤はJ2から連れてきた2人目の選手となる同SDだが、「日本には非常に強力な2部リーグが存在する。国の人口は1億2500万人で、あっちではとんでもなく優れたサッカーがプレーされている」と、常に日本のサッカーに注目していることを明かしていた。

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