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水戸がFW中山の恩返し弾で2連勝! アクシデントもあった山形はクラモフスキー体制初の連敗に

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水戸を率いる秋葉忠宏監督

[9.4 J2第28節 山形0-1水戸 NDスタ]

 J2第28節が4日に各地で開催された。9位水戸ホーリーホックは敵地で暫定5位のモンテディオ山形と対戦し、1-0で完封勝利。5月以来の2連勝を飾った。

 前節・山口戦(●1-2)でピーター・クラモフスキー監督体制の初黒星を喫した山形。今節はU-20日本代表候補トレーニングキャンプに招集されているDF半田陸に代わり、左利きのDF吉田朋恭が右サイドバックで先発起用された。一方、水戸は前節・新潟戦(○4-0)と同じスタメンで臨んだ。

 水戸は序盤に右サイドハーフのMF松崎快が絡み、立て続けにチャンスをつくる。山形は左サイドハーフに位置するMF加藤大樹の攻撃力を生かし、同サイドでけん制したいところだったが、前半13分にその加藤が裏へのロングボールに反応した場面で右のハムストリングを負傷。担架で運び出され、同16分にMF堀米勇輝が投入された。

 山形のハプニングは続く。前半18分、相手陣内からのロングフィードに対し、GKビクトルが前に出て処理しようとすると、バウンドしたボールが頭上を越えて背後に流れる。古巣対戦の水戸FW中山仁斗が拾ってキープし、PA右角付近から中央へパス。フリーで走り込んだFW藤尾翔太が受けるも、PA内左からのシュートはクロスバーを越えた。

 水戸は組織立った守備で山形のパスワークを封じ、攻撃でも良いリズムを崩さずにいると、前半22分に均衡を破る。右サイドでのボール回しからMF新里涼が縦パス。中山がファーストタッチでマークを外し、PA内右から右足でゴール左隅に決める。“恩返し弾”の中山は2戦連発となるチームトップの今季9得点目を記録した。

 ビハインドを負った山形はハーフタイム前にセットプレーの流れから何度か好機を迎えたが、無得点で前半終了。後半はより前に人数をかけ、立ち上がりから相手を押し込む展開となる。しかし、ゴールを奪うまでには至らない。

 水戸は後半12分に追加点のチャンス。松崎がPA手前右から左足でシュートを放つが、クロスバーに嫌われる。なおも攻め続ける山形は終盤に3枚替えを敢行。しかし、最後まで追い付くことはできず、3月以来の2連敗を喫した。

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