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バルセロナ会長、メッシが退団してから「彼とは話をしていない」

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FWリオネル・メッシについて語ったジョアン・ラポルタ会長

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がFWリオネル・メッシの退団以降、同選手とは話をしていないと明かした。スペイン『マルカ』が報じている。

 メッシはラ・リーガの規定にあるサラリーキャップの問題で新契約を締結できず、8月5日にバルセロナ退団が決定。8日の記者会見で涙ながらにクラブへの感謝を述べ、10日にパリSG加入が決まった。

 ラポルタ会長は「私たちの望んでいた状況ではなかったので、お互いに悲しかったと思う。それ以来、メッシとは話をしていない」と打ち明け、「パリSGでの彼のデビュー戦を見たが、(バルセロナの)ライバルである他のチームで彼を見るのは奇妙な感覚だった。彼が他のシャツを着ているのを見たくなかったよ」と複雑な心境を語っている。

 その一方で「メッシは(アントワーヌ・)グリーズマンが退団し、給料を下げても残ることができなかった。だが、サラリーキャップを下げたことは重要で、来年はもっと野心的に動けるはずだ」と前向きなコメントも発した。

 さらにラポルタ会長は、クラブに必要な資金をもたらすために給与の削減に同意した選手たちに感謝の意を表している。

「110%から80%になったのだから、(支出の)削減は重要だ。私はバルセロナの幹部と財務部門、そして疲れを知らずに並々ならぬ努力をしてきた全ての人々を祝福したい」

「私たちには(ジェラール・)ピケ、(ジョルディ・)アルバ、(主将のセルヒオ・)ブスケツというヒーローがいて、セルジ・ロベルトとも契約を結ぶことになるだろう」

「彼らがしてきたことは称賛に値する。彼らはクラブとメンバーのために尽力している。これは素晴らしいことだ。サムエル・ウムティティやトップチームの他の選手についても、引き続き検討したい。簡単ではないプロセスだけどね」

「まずキャプテンが手本を示してくれた。これからは他の選手も続いていくだろう」

 また、ロナルド・クーマン監督体制の継続を決めた理由についても説明している。

「私はクーマンが好きだ。ヘタフェとの試合には勝ったが、簡単なゲームではなかった。他の試合よりも苦労することになった。しかし、チームの負傷状況を考えれば、よくやってくれたと思う」

「私はクーマンと話をしたが、他の監督と同様、私は彼を支持、信頼、尊敬している。ヨハン(・クライフ)のモデルは譲れないし、クーマンのクライフ主義は議論の余地はない。各々が各々の方法で適応しているんだ」

 ラポルタ会長はクーマン監督のサッカー哲学がクラブの目指すものと一致していると説き、オランダ人指揮官への信頼を強調した。

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