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「僕自身ミスがあった」初戦黒星の責任背負った吉田麻也、初勝利に安堵

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体を張るDF吉田麻也

[9.7 W杯アジア最終予選 日本1-0中国 ドーハ]

 何よりも勝ち点3という結果を喜んだ。日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)は「試合内容に関しては手放しで喜べるものではなかったかもしれないけど、これが最終予選だと思う。とにもかくにも勝ち点3を取れたことが大きい」と強調した。

 2日のアジア最終予選・オマーン戦はホームでまさかの0-1敗戦。「1試合目が終わったあとに、だれもが不十分だったことは認識していたと思う。改めてなぜこの最終予選が大切なのかということを、もう一度再確認しなければいけなかった」。中国戦が行われたカタールのドーハに着いてから選手同士で話し合う場を持った。

「本来は1試合目の前にすべきだったかもしれないし、そこは僕自身もミスがあったと認めざるを得ない」。そう反省しながらも、声がけの効果は明白だった。「カタールに着いて初日の練習から明らかに違った」。そう振り返ったキャプテンは「今日のような精神的な準備で試合に挑まないといけないし、それがスタンダードにならないといけない」と自戒を込めて言った。

 アジア最終予選のグループBはオーストラリアとサウジアラビアが2連勝で勝ち点6とし、1勝1敗の勝ち点3で日本とオマーンが続く展開となった。日本は10月7日にアウェーでサウジアラビア、同12日にホームでオーストラリアと対戦する。

「10月シリーズは前半戦のカギになる。サウジもオーストラリアも勝ち点6を取って、僕らは3。この2つを叩ければ、勝ち点9で首位に並べる可能性が出てくる」。最終予選前半戦のヤマ場となる10月の2連戦へ、「こんなに早く取り戻せるチャンスが目の前にある。再三言っているけど、この試合がカギになると思う」と力を込めた。

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