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日本vs中国 試合後の森保一監督会見要旨

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選手に指示を送る森保一監督

[9.7 W杯アジア最終予選 日本1-0中国 ドーハ]

 日本代表は7日、カタールW杯アジア最終予選の第2戦で中国代表と対戦し、1-0で勝利した。

以下、試合後の森保一監督会見要旨

森保一監督
「1戦目の敗戦を受け、選手たちがしっかりとリバウンドメンタリティーを見せてくれて、この2戦目の中国戦に向けて、一人ひとりがいい準備をしてくれた。チームとして良いエネルギーをトレーニングから作って、この試合に向かっていくという切り替えの部分をやってくれた。相手が予想した形と違う中でも、まずはハードワークするところと、システム的に予想と違ったところを柔軟に対応してくれて、ハードワークと賢さを持って戦い、この試合に勝利してくれた」

―久保、古橋を起用した狙いは。
「オマーン戦で2人とも途中出場でプレーして、そのときのプレーが次の試合につながるいいプレーだったことと、こちらに来てからのトレーニングで2人とも良い状態だったことを確認できたので起用した。大迫を軸として起点としたときに、2人ともいい絡みができて、コンビネーションができるということで起用した。もちろん他の選手もコンビネーションに問題はないが、トレーニングを見て決めた」

―オマーン戦からどこが変わったか。
「1戦目もチームとして最終予選は厳しい戦いになると覚悟して臨んだが、敗戦を受けて、相手を上回って勝ってこその覚悟だと、もっと覚悟が必要だということで、メンタルの部分で違いがあったと思う。変わらない部分でいうと、一戦一戦大事に戦うということ。試合では成果も課題も必ずある。それを振り返って次の試合に生かしていかないといけない。オマーン戦の振り返りをやって、戦術面、メンタル面、個々で何をやらないといけないかというところで、選手もスタッフもより良いエネルギーをつくることができた」

―得点後、日本のベンチに向かって拍手をしていた理由は。
「サコ(大迫)にはもちろんおめでとうというのもあるし、チームでつないで得点を取ったのでピッチ上の選手を称えるということももちろん考えている。ピッチ上の選手がプレーで表現して得点を奪ってくれたが、ピッチだけでなく、サブの選手、スタッフを含めてみんなで準備して奪った得点ということで、スタンドに向かって拍手をした」

―相手は想像よりも守備的に来たのではないか。2点目を取ることができなかったことについては。
「ゲームの入りの部分では我々が攻撃的、中国が守備的に見えたかもしれないが、日本の選手がアグレッシブに積極的に攻撃を仕掛けるというところで優位に試合を進められたのかなと思う。中国はいい守備からいい攻撃というところで、おそらく失点を抑えながら、ある程度の時間から圧力をかけてくるゲームプランだったのかなと思う。前半、我々が優勢に進められている中、先取点を奪えたことが、良い流れをつくったのかなと思う。ハーフタイムには、相手は形を変えてくるかもしれない、前半より圧力をかけてくるかもしれないという部分で、その準備をしておくということを選手には話した。

 課題については、1-0でリードしていて、そのあとチャンスも作れていたし、できれば2点目を取って、ゲームをより完璧な状態で終わらせるというところは、さらにレベルアップするという部分で目標を持ってやりたいと思う。ただ、この最終予選で簡単に追加点を取れる戦いというのは、理想ではあっても、現実的には難しいと思う。選手たちがしっかり無失点に抑えながら勝ち切ったところ、最後プレッシャーがかかる中、無失点で勝ち切ったところをさらに続けていって、自信を持って次の第3戦を戦えるようにしたい」

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