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バルサ会長、多額負債に恨み節…「我々はネイマールと契約しようとした」

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 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、今夏ネイマールを獲得できなかったことに未練を持っているようだ。『TV3』に「我々はネイマールと契約しようとした」と話し、獲得を目指していたことを認めている。『ESPN』が伝えた。

 同会長は今年3月にジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長に代わって同職に就任。総負債額が13億5000万ユーロ(1750億円)に達するという財政危機に陥ったクラブを引き継いだ。ただ就任時にネイマールと接触する機会があり、復帰に向けた好感触を得ていたという。

 しかし壁となったのは、やはりバルサが抱える負債のようだ。チームは今夏、FWリオネル・メッシをパリSGに、FWアントワーヌ・グリーズマンをアトレティコ・マドリーにそれぞれ放出。収入全体の110%に達していた選手人件費を80%にまで下げたが、それでもラ・リーガの規定である70%程度には到達していないのだという。

 そのため、ネイマールの復帰話は交渉段階で暗礁に乗り上げた。「就任当初、我々はラ・リーガのフェアプレー・ルールについて、別の意味で解釈していた。もしわれわれがすべてのルールを知っていたら、あのようなオファーは出さなかっただろう」。さらに「パリSGはフェアプレーのルールをすべて破っている」と嘆き節が止まらない。

 しかしこれ以上の流出は避けたい姿勢もみせる。ラポルタ会長は今夏、FWアンス・ファティを売却しようとしたという報道を「嘘」と断定。さらにDFジェラール・ピケ、DFジョルディ・アルバ、MFセルヒオ・ブスケツとは新契約の話し合いを進めていると明かしている。またグリーズマンについては、Aマドリーで50%以上の試合に出場した場合は、4000万ユーロ(約52億円)の買い取り義務が付けられているとも話している。

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