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元ローマDF、中田英寿氏の縁で出会ったモウリーニョを語る「ぶっきらぼうかと思ったが」

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 元ブラジル代表のアウダイール氏が、イタリア紙『イル・メッサッジェーロ』のインタビューに応じ、ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョについて語った。

 アウダイール氏は、1990年から2003年まで13シーズンにわたってローマでプレー。2001年には、元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏や元日本代表MFの中田英寿氏らとともに、スクデットを獲得した経験を持つ。そんな元ブラジル代表DFは、モウリーニョ率いる現在のローマについて持論を展開。ファビオ・カペッロ指揮下と比較し、来シーズンのスクデット獲得に期待を寄せた。

「ローマでモウリーニョばかりが話題になるのは、ある意味当然かもしれない。クラブはロマニスタ(ローマのファン)たちに正しい監督をプレゼントした。何らかの方法で物事を一定の方向へと導けるような人物が必要だった。(元オーナーのフランコ)センシがカペッロを連れてきた時のことを必然と思い出す。あの頃のチームはすでに強かったゆえ、2年目にはスクデットを獲得した。1年目は基礎を築き、哲学を浸透させるために必要な時間だった。もしかしたらあの時と同じことが起きるかもしれない」

「スクデットを夢見るのは早すぎるかもしれないが、監督が彼であるからこそ、小さな希望はある。彼は選手たちを気持ちの面で変えることができる。もしかしたら今シーズン中に素晴らしい仕事を見せてくれるかもしれない。(タミー)エイブラハムは重要な補強だった。パワーとスピードがあり、(エディン)ジェコのような王者の後継者にふさわしい。それから(ロレンツォ)ペッレグリーニのことはかねてより尊敬している。偉大なサッカー頭脳を持った青年だ。彼が主将となり、ローマの美しい伝統を受け継ぐこともうれしく思っている」

 続いてアウダイール氏は、中田氏が主催した試合+1 FOOTBOOL MATCHにおいて、モウリーニョと知り合ったことを回想。ポルトガル人指揮官に抱いていた印象を明かした。

「公式戦で対戦する縁には恵まれなかったが、ジョゼとは、日本で行われたナカタの試合で知り合った。ぶっきらぼうな奴かと思っていたが、非常に人当たりが良く、面白い人物であることを発見したよ。何よりも心を打たれたのは、親善試合であっても、勝利を収めようとする意欲だった。それに細部にマニアックなタイプだね」

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