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創立100周年の日本サッカー協会が記念式典、歴代の代表監督やレジェンドが祝福

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日本サッカー協会の田嶋幸三会長

 日本サッカー協会(JFA)は10日、1921年の創立から100周年を迎え、千葉県内で記念式典「JFA100周年セレブレーション」を開催した。式典にはJFA名誉総裁の高円宮妃久子さまもご出席され、過去の映像に当時のエピソードをまじえながら来賓の265名が日本サッカー100年の歴史を振り返った。

 日本サッカーの歴史をつくったレジェンドが一堂に会した。JFAの川淵三郎相談役、元日本代表監督のジーコ氏や岡田武史氏、元日本代表の釜本邦茂氏、ラモス瑠偉氏、FW三浦知良(横浜FCの)、元日本女子代表(なでしこジャパン)監督の佐々木則夫氏、元なでしこジャパンの澤穂希さんらが登壇。JFA100周年を祝福した。

 Jリーグ初代チェアマンでもある川淵氏は「トップアスリートが強くなるだけでは、国民のスポーツに対する理解度は高まらない。草の根とトップアスリートがともに盛んになっていく姿が一番望ましい」と指摘。この先の100年を見据え、トップの強化だけでなく、子供たち育成年代の強化・普及が何よりも大事だと強調した。

「今回の五輪で言えば、スケートボードやスポーツクライミング、3人制のバスケットボールなど、街角ですぐにでもできる競技が五輪で採用されるようになった」。東京五輪で初めて採用された各競技の魅力に触れ、「多くの人にとってスポーツが生活の一部になるような国になることが、スポーツ全体の発展につながる。そういう意味では日本はもっとやらないといけないことが多い」と、日本サッカー界ひいては日本スポーツ界全体のさらなる発展を願った。

(取材・文 西山紘平)

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