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實藤オーバーヘッド!レオセアラ弾丸FK! 横浜FMがゴラッソ連発逆転勝利、首位追撃へ再出発

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DF實藤友紀が逆転弾

[9.11 J1第28節 広島1-3横浜FM Eスタ]

 J1リーグは11日、第28節を各地で行い、横浜F・マリノスが敵地でサンフレッチェ広島を3-1で破った。前節では14試合ぶりの黒星を喫していたが、鮮やかな3ゴールでの逆転勝利。ACLの影響で今節の試合がない首位・川崎フロンターレとの暫定勝ち点差を1に縮め、首位追撃へ再スタートを切った。

 ホームの広島は国際Aマッチウィーク期間の5日に行われた第24節延期分の神戸戦(△1-1)から先発3人を変更。日本代表のDF佐々木翔が合流し、DF野上結貴とMF土肥航大が起用された。対する横浜FMは前節の鹿島戦(●0-2)から4人を入れ替え、長期離脱が決まったDF畠中槙之輔の代役にはDF實藤友紀が入った。

 試合は前半8分、早々に動いた。広島は今季2試合目の先発出場となった20歳の土肥が左サイドを攻め上がり、ふわりと浮かせたアーリークロスを送り込むと、ニアサイドでMF東俊希が反応。シュートは右ポストに弾かれたが、こぼれ球をFWドウグラス・ヴィエイラが冷静なワンタッチシュートで決めた。

 ところが前半19分、広島にアクシデント。中盤での競り合いで土肥がFWレオ・セアラのアフターチャージを受け、頭部を痛めてピッチに倒れ込む。一度はプレーを続けたものの、3分後にMF松本泰志と交代。貴重なチャンスを活かし、先制点につながる活躍を見せた土肥は涙を見せながらピッチを退いた。

 すると、ここからは横浜FMがゴールを重ねた。まずは前半36分、ドリブルでゴール前を打開したMFマルコス・ジュニオールが右足でシュートを狙うと、軌道上に立っていたFW前田大然がワンタッチで軌道を変え、広島GK大迫敬介の逆を突いたボールがゴールマウスに吸い込まれ、同点に追いつく。

 さらに前半アディショナルタイム1分、横浜FMはマルコスが左からのコーナーキックをゴール前に送り込むと、實藤がDF荒木隼人と競り合いながら反応。倒れ込みながらもオーバーヘッド気味に右足に当てるアクロバティックなシュートをゴール右隅に流し込み、早くも逆転に成功した。

 そして後半15分、横浜FMは前田の突破でゴール正面25m強の位置でフリーキックを獲得すると、キッカーはFWレオ・セアラ。目の前に高い壁が立ちはだかる中、力強く右足を振り抜くと、弾丸シュートがゴール右上に突き刺さった。レオ・セアラは今季9ゴール目。直接FKからのゴールは初で、引き出しの多さを見せつけた。

 土肥の負傷交代で流れを失った広島はここからようやく反撃を見せる。ところが後半22分、MF柏好文のシュートがGK高丘陽平のファインセーブに遭うと、同30分のMF青山敏弘のミドルシュートはクロスバーに直撃。チャンスを作りながらもゴールを奪えず、悔しい逆転負けとなった。

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