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田中碧と「有意義な時間を過ごすことができた」。デュッセルドルフ監督、“日本の協会”に感謝

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デュッセルドルフに所属するMF田中碧

 ブンデスリーガ2部デュッセルドルフのクリスティアン・プロイサー監督は、インターナショナルウィークの間にMF田中碧がクラブに残ったことは「本当に重要だった」と語っている。

 今夏にJ1川崎フロンターレからの買い取りオプション付きのレンタルでデュッセルドルフに渡った田中は、新クラブでのプレシーズンは東京オリンピックのために参加できず。そんな事情からも9月のインターナショナルウィークに向けての日本のA代表への初招集は結局お預けとなったようだ。

 プロイサー監督は12日に行われるブンデスリーガ2部第6節エルツゲビルゲ・アウエ戦に向けた会見でこのように話している。

「14日間、ゆっくり色々なことについて話し合うことができた。彼が合流する前のビデオを見せ、どんなチームか知ってもらうためにも良かった場面、悪かった場面それぞれを見せるなどしたんだ」

「彼がここにいてくれたのは本当に良かったし、重要だった。もちろん、プレーに関してはいくつかの点は実戦で見せてほしいものがある。才能を持ち、我々の助けになりたいという思いもあることは分かっているが、まだこっちに馴染む必要がある。当然14日間でそれがすべて完了することはない。ただ、とても良い仕事ができたと思う」

「以前にも日本の協会(JFA)と話したとコメントしたが、本当に良い意見交換だった。彼をここに残すという判断は我々にとって本当に重要だったし、我々は彼ととても有意義な時間を過ごすことができた」

 また、会見では10日に23歳の誕生日を迎えた田中に「日本語で祝福したか」と問われたプロイサー監督は苦笑しつつ、「確かにチームの前で彼の母国語でトライしてみたが、伝わったかどうかについては直接アオに聞いたらいい」と返答。記者の前でその様子を再現できないかとのリクエストは「絶対にしないよ」と拒否していた。

 なお1勝1分3敗でスタートのデュッセルドルフは現在12位に位置。田中はこれまで第4節ホルシュタイン・キール戦(2-2)に途中出場し、先発デビュー果たした第5節シャルケ戦(1-3)では後半40分までプレーしている。

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