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昨年の大阪2位知る金光大阪MF武仲勇海主将、「借りを返さないといけない」

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金光大阪高の大黒柱、MF武仲勇海主将

[9.11 高円宮杯プリンスリーグ関西第12節 京都橘高 1-0 金光大阪高 YANAGI FIELD]

「去年は(先輩たちに)付いて行っているという感じだったんですけれども、もっと自分がチームを引っ張っていって、チームの底上げと、上で引っ張っていくことをやっていかないといけないと思います」

 金光大阪高MF武仲勇海主将(3年=東淀川FC出身)は、昨年からのレギュラーで今年の中心選手だ。昨年からプレースキッカーを務めるMFは正確なキックと、「頑張れるのは助かる」(岩松哲也監督)という献身性でチームを引っ張っている。

「小さい分、活動量とキックで支えていかないといけない」と武中。加えて、朝練習で課題を持って1対1に取り組んできたことでキープ力が高まり、より攻撃をコントロールさせることができるようになってきている。

 本人は成長へ貪欲。「シャドーに入って前向きにやれる回数が増えて自信を持って勝負を仕掛けられることが増えたので、ラストパスの精度とかそういうところの本数と質を高めていかないといけない」と意気込んだ。

 昨年は3年生中心のチームの中で思い切ってプレーすることができたが、最上級生となった今年は立場が変化。まとめ役となった武中は、昨年以上にチームで戦わないといけないと感じている。前期からの成長を認めた一方、「ラストのフィニッシュのところだったり、身体当てる部分だったりまだまだ足りないので、日々の練習からまた高めてやらないといけない」と誓った。

 昨年度の選手権大阪府予選決勝は0-1で惜敗。その悔しさは忘れていない。今年の目標はもちろん優勝だ。「(忘れ物を)取りに行かないと、借りを返さないといけない」と語る金光大阪の大黒柱がチームメートとともにリベンジを果たす。
 
(取材・文 吉田太郎)
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