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【会見全文】長友佑都がFC東京復帰会見に出席「僕はこのチームで優勝したいと思っています」

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DF長友佑都が復帰会見に出席

 FC東京は12日、日本代表DF長友佑都(35)の加入を発表。公式Youtubeチャンネルで会見を行い、長友がその思いを語った。全文は以下のとおり。

──最初に一言をお願いします。
「とにかく嬉しいです。心から愛するこのクラブに帰ってこれて、嬉しく思います。海外でイタリア、トルコ、フランスと、この11年間の中で培ってきた経験を、クラブに還元できるように、貢献できるように、頑張っていきたいと思います」

──FC東京のユニフォームを着て、率直な感想は。
「感動していますね。心が震えるとはこういうことなのかと。それと同時に11年前の思いが蘇ってきていて、若いときも野心があったなと振り返って思うんですけど、いまのほうがより一層、野心だったり、あふれんばかりの情熱が沸き上がっていて、自分自身このクラブに必ず貢献できるなと、確信しています」

──復帰を決めた経緯は。
「移籍期限の中で、国内外と興味を示してくださったチームはありました。その中でも、僕の好きなFC東京から熱烈なオファーを頂き、そのビジョンや思いに感動して、このクラブに帰ってきたいという決意をしました」

──チームメイトとは会ったか。
「昨日初めて挨拶をしました。若手の選手たちは緊張というか、硬い感じはしたんですけど、一緒にプレーをした選手だったりとか、スタッフもいますので、すごくいい雰囲気が作れたんじゃないかなと思っています」

──11年間の経験をどう還元したいか。
「11年間、本当に厳しい戦いをしてきました。チェゼーナ、インテル、ガラタサライ、マルセイユと。特にインテル、ガラタサライ、マルセイユは国内、世界的にも強豪のチームで、そこで上手くいかないときは、すごく批判をされながらも立ち向かってきて、確実に自分は成長してきたなという、確信を持っています。そういうその経験だったり、パーソナリティという部分を、このFC東京とJリーグに還元して、貢献できるように頑張っていきたいです」

──Jリーグで対戦したい選手は。
「代表だったら酒井宏樹だったり、大迫も、乾も、武藤も帰ってきていますし、たくさんの代表選手たちが帰ってきているので、そういう選手たちとは対戦したい」

──FC東京でやり遂げたいことはありますか。
「僕はこのチームで優勝したいと思っています。今シーズンは、リーグ戦は優勝は厳しいかなと思っているんですけど、ただ、ACLの出場権は獲得できる位置にいますし、ルヴァン杯も優勝を狙えるし、そこに向けて戦いたいと思います。来年はJリーグで優勝できるようにという目標を持っています」

──そのためにどういう存在になりたいか。
「まずはプレーで見せることはもちろんですけど、モチベーターといいますか、精神的にもチームを支えるような、メンター的な存在になりたいと思います」

──きょうは35歳の誕生日。抱負をお願いします。
「35歳のこんな記念すべき最高の日に、FC東京と契約できて本当に非常に嬉しいなと。35歳、サッカーの世界の中ではベテランと言われる年なんですけど、自分はハタチくらいだと思っていますので、そのくらいのエネルギー、野心を持って戦います!」

──11年前の退団時に、世界一のサイドバックになると言っていた。
「まず、目標である世界一のサイドバックには現時点ではなれていないです。ただ、ここで活躍して、そして来年のワールドカップで活躍してチームの勝利に貢献することを目標としていますので、ここで活躍して、代表でもワールドカップで活躍できれば、まだまだ目標には届く位置に行けるんじゃないかと思っているので、諦めずに戦います」

──W杯への思いは。
「よくW杯への思いを聞かれるんですけど、語彙力がなくて、その思いを表す言葉が見つからないですね。そのくらいW杯への思いは特別で、人生を懸けて、そこに向けてやっていきたいと思っていますので、頑張っていきたいなと思います」

──サポーターにメッセージをお願いします。
「まずは気持ちの入った、魂の入った戦い、自分のプレーを見せたいなと思います。そんなに点を取れるタイプでもないので、しっかりチームのために走って、戦って、そういう気持ちの部分で、サポーターの皆さんに元気を届けられるように、頑張ります」

──JリーグからW杯を目指すということについて、どう考えているか。
「すべては自分たち次第かなと思っています。酒井選手だったり、大迫選手、僕も含めて、海外のレベルだったり、チームのレベルもそうですし、個人のレベルも理解してわかっていますので、それに合わせた基準というものを、この一日一日で示していければ、努力できれば、最高の状態でW杯に臨めると僕は確信しています」

──背番号50の意味は。
「僕の愛する5番に、0は原点に戻るという意味で、原点回帰ですね」

──その原点とは。
「原点は野心にあふれていて、絶対に成り上がってやるっていう強い気持ちが当時もあったので、その気持ちに戻るということ。ただ、契約して感じていることは、その当時の気持ちを上回っているなと思っている。当時よりも情熱あふれる、野心あふれる長友佑都を見せられるんじゃないかなと思っています」

──FC東京を離れた11年間、クラブはどんな存在だったか。
「離れても変わらないですね。心の中のチームで、常に心の中には存在していた、そして支えてくれていた。刺激をもらっていたチームなので、そこは入ったときから11年経った今でも、変わらない気持ちです」

──11年の間、FC東京からアプローチはあった?
「帰ってくるときはFC東京に帰ってきてほしいとは、そういう気持ちは常に頂いていた。今回帰ってこれて嬉しく思います」

──いまのJリーグはどう映っているか。
「技術的にも戦術的にももちろん上がっているなと思うんですけど、スピード感は当時よりも増したかなとは自分的には感じています」

──ファン・サポーターへの思いはあったか。
「僕が当時いたときから、いいときも悪いときもファンの方に支えられてきた。その感謝はずっと残り続けています。だからこそ、ただ帰ってきただけじゃなくて、しっかりとピッチの上で、チームの勝利に貢献できるように、ファンの方々に喜んでもらえるように、戦いたいなと思います」

──現在のFC東京をどう見ているか。
「監督、このスタッフ、このメンバーで、まだまだ上に行けるチームだと思っています。優勝争いもできるチームだと思っているので、みんな満足していないでしょうけど、これから残りの試合を全勝する気持ちで戦いたいと思います」

──大金直樹社長にお聞きします。長友選手に期待することは。
「もちろんタイトルを獲るために来てもらいましたし、長友選手が厳しい環境を求めていくというコメントがあったと思いますけど、FC東京に来るということが本人にとっても一番厳しい環境だと思っています。もちろんプレーでもそうですけど、大きい期待を背負って来ると思っていますので、期待としてはタイトルを獲るために」

「そして、11年間色んな経験をしたと思います。その経験をこの東京に戻って、刺激という表現ではないかもしれないですけど、背中を見せてもらえればなと思っています」

──長友選手にお聞きします。チームに還元していきたいことは。
「自分のすべてですね。エネルギーも、経験もすべて、チームに還元したいと思っていますし、自分はできると思っています」

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