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UEFA会長がレアル会長を「無能」呼ばわり、アンチェロッティは眉をひそめる「CL13回優勝したクラブの会長が無能なら…」

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カルロ・アンチェロッティ監督はUEFA会長に不快感

 レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督は、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が自クラブのフロレンティーノ・ペレス会長を「無能」と称したことについて、眉をひそめた。

 チェフェリン会長はドイツ『デア・シュピーゲル』とのインタビューで、今なおスーパーリーグ創設をあきらめる気が一切ないレアル・マドリー、バルセロナ、ユベントスについて「その3クラブは単純に幹部が無能なんだよ。彼らはフットボールを殺そうと試みたんだ」と発言。ペレス会長については「彼は悲嘆に暮れながら、スーパーリーグしか生き残る方法がないと言い、その後に1億8000万ユーロを使ってキリアン・ムバッペの獲得を試みたのさ」と語っていた。

 12日に行われるラ・リーガ第4節セルタ戦の前日会見に出席したアンチェロッティ監督は、このチェフェリン会長の発言について意見を求められている。イタリア人指揮官は、UEFAのような組織の会長の発言内容としては、不適切との見解を示した。

「少し奇妙なことだね。UEFAのような重要な機関が、チャンピオンズリーグを13回勝ち取ったクラブの会長についてそう話すのは。チャンピオンズで13回優勝した会長が無能ならば、ほかはどうなってしまうのだろうか?」

 レアル・マドリーはこのセルタ戦で、1年半ぶりにサンティアゴ・ベルナベウを使用する。アンチェロッティ監督は、同スタジアムでプレーできる喜びも表した。

「確かに、全員にとって特別なことだ。これまでチームを支えてきたスタジアムで、再びプレーできるんだからね。私たちは良い試合を演じなくてはいけない。良質なプレーを見せて、勝利を手にする必要があるんだ。観客にスペクタクルを供したい」

「ブーイングの恐怖はあるか? ピッチで全力を尽くせば何も問題はない。全選手がサポーターが望んでいることを理解しているよ」

 アンチェロッティ監督にとっては、2015年以来となるベルナベウでの試合である。

「私は経験値を増やして、期待を抱きながらここに戻ってきた。監督がすべきこと、それは手にした経験でもって楽しんでいくことにほかならない。しかし、後ろを振り返ってはいけない。フットボールは変化していくものなのだからね」

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