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本当にハンド? 気になりすぎたアタランタ指揮官、独自オンフィールドレビュー敢行の末に…

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アタランタジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督

 セリエAは11日に第3節を実施。アタランタフィオレンティーナに1-2で敗れた。先制点はPKで献上。そのハンドの判定にジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は納得できず、映像を確認する珍事が起きた。

 アタランタは前半10分、DFベラト・ジムシティがゴールネットを揺らすも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックに泣く。

 両選手たちがリスタートを待っていると、主審がプレーを止め、VARの声に耳を傾ける。ガスペリーニ監督の顔は険しくなり、嫌な予感は的中。得点シーンの直前のプレーでオフサイドが認められ、ノーゴールとなった。

 そして前半28分、アタランタはVARに再び泣かされる。フィオレンティーナのFWドゥシャン・ブラホビッチにクロスを上げられると、GKマルコ・スポルティエッロが素早く反応し、手で弾く。しかし、ボールは目の前のDFヨアキム・メーレの手に当たってしまった。一瞬の出来事だったが、VARは見逃さない。主審のオンフィールドレビューにより、フィオレンティーナにPKが与えられた。

 二度目の不利益な判定に、思わず老眼鏡をかけたガスペリーニ監督。スタッフの携帯で該当シーンをチェックする。だが、メーレがハンドを犯していたことを確認すると、諦めの表情に。主審に詰める選手たちを解散させ、少し表情をほころばせた。

 アタランタは献上したPKをブラホビッチに決められ、後半開始早々にも自陣PA内のファウルでまたしてもPKを献上。しかし、もはやガスペリーニ監督はベンチから微動だにせず。ブラホビッチに再びPKを沈められた。

 アタランタは0-2で迎えた後半18分、敵陣内でファウルを受け、今度はVARが有利に働く。チェックの末にPKを獲得すると、FWドゥバン・サパタが決め切った。だが、そのまま試合終了。追いつけずに1-2で敗戦を喫した。

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