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出場から4分後…昨季なでしこL得点女王の浦和FW菅澤が“エースの仕事”「ボールが来ると思って」

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出場から4分後に同点弾を決めた浦和FW菅澤優衣香

[9.12 WEリーグ第1節 東京NB 1-2 浦和 味フィ西]

 三菱重工浦和レッズレディースのFW菅澤優衣香がチームを救う同点弾を決めた。

 昨季のなでしこリーグで16試合17ゴールを記録し、得点女王に輝いた浦和のエースは、この試合ベンチスタート。「自分のプレー的には、しっかり前で収めてチームが落ち着く時間を作れたらいいなと思って見てました」と出場機会をうかがっていたようだ。

 浦和は立ち上がりからペースを掴むもゴールが遠く、前半33分に日テレ・東京ヴェルディベレーザのFW植木利己に先制を許すと、そこから拮抗した試合展開となった。1点を追う浦和は後半開始から菅澤を投入。エースは、「相手のDFラインの背後を上手く狙っていくということは選手で話していた」と狙いを持ってピッチへ入ったことを明かした。

 すると、出場から4分後だった。右サイドでボールを受けたFW安藤梢の鋭いボールに滑り込みながら合わせてフィニッシュ。「あそこに入ればボールが来ると思っていたので、しっかりファーストプレーで決められて良かった」と、さすがのゴールへの嗅覚を見せつけ、エースとしての仕事を果たした。

 その後も前線で鋭い動き出しを見せた菅澤は、逆転弾の起点にもなった。

「自分で決めたかった」と話したその場面。塩越のスルーパスに抜け出すも、タイミングよく飛び出したGKにボールをつつかれると「ちょっと難しい形になってしまったので」と、すぐさまプレーを変更した。中で手を挙げていたFW島田芽依に柔らかいクロス。島田のコントロールからのシュートは相手DFに阻まれたが、こぼれ球に反応したMF塩越柚歩が反転から右足を振り抜いた。このゴールには菅澤も「最後はしっかりユズホが決めてくれたので良かった」と大喜びだった。

 エースの活躍で浦和は2-1の逆転勝利。菅澤は「この勢いをしっかりと次の試合もつなげていけたらいいなと思うので、しっかりと勝って、勝ち点3を積み上げていけるように頑張りたい」と次節のホーム開幕戦を見据えると、「自分自身フォワードなので、点を決めてチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と頼もしい言葉を残した。

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