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仙台が12試合ぶり勝利で降格圏脱出へ前進!冨樫が“3年ぶり”弾含む2発、西村決勝点でG大阪との打ち合い制す

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仙台が12試合ぶりに勝利した

[9.12 J1第28節 G大阪2-3仙台 パナスタ]

 J1第28節が12日に行われ、パナソニックスタジアム吹田ではガンバ大阪ベガルタ仙台と対戦し、仙台が3-2で勝利した。FW富樫敬真がJ1で3年ぶりとなるゴールを含む2得点を挙げ、FW西村拓真が決勝ゴール。打ち合いを制した仙台は12試合ぶりに勝利を挙げ、降格圏脱出に望みをつなぐ勝ち点3を手にした。

 最初に決定機を迎えたのはG大阪だった。前半9分、相手に競り勝ったMF小野裕二のボールに反応したFWパトリックが潰れると、小野がゴール前に素早く抜け出し、右足シュート。決定的な形だったが、シュートはわずかに枠を外れた。しかし、小野は足を負傷するアクシデントに見舞われ、ピッチに座り込むと、16分にMF矢島慎也との交代を余儀なくされた。

 試合を動かしたのは仙台だった。前半37分、右サイド深い位置からDF蜂須賀孝治が高精度のクロスを供給し、冨樫がヘディングシュート。これが右ポストを叩いてネットを揺らし、先制に成功。冨樫はJ1ではFC東京時代の2018年以来、3年ぶりとなるゴールを挙げた。

 G大阪も反撃に出ると、前半39分、FW宇佐美貴史とのワンツーで抜け出したDF藤春廣輝がPA左からクロス。矢島がヘッドで押し込み、すぐさま試合を振り出しに戻した。一進一退の展開が繰り広げられ、次の1点は仙台が奪った。42分、MF加藤千尋が相手に倒され、右サイド深い位置でFKを獲得。MF上原力也が右足で鋭いクロスを入れると、またも冨樫が強烈ヘッドで合わせた。

 仙台が1点リードで前半を折り返すと、松波正信監督はミラーゲームを選択し、布陣を4-4-2に変更した。すると後半14分、矢島のキックが蜂須賀の手に当たり、G大阪がPKのチャンスを獲得する。キッカーのFWパトリックは右足でゴール左隅に突き刺し、再び試合を振り出しに戻した。

 互いに交代カードを切りながら終盤に向かうと、仙台が決勝点を奪った。後半34分、MF中原彰吾が斜めにスルーパスを出すと、西村がドリブルで持ち上がる。西村はPA手前で対峙したDF昌子源をかわし、鋭い右足シュートでネットを揺らした。そのまま仙台が3-2で逃げ切り、12試合ぶりとなる勝利を飾った。

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