beacon

ミスを見逃さなかった20歳…柏FW細谷真大「落ち着いて決められて良かった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

柏レイソルFW細谷真大

[9.12 J1リーグ第28節 FC東京 0-1 柏 味スタ]

 相手のミスを見逃さなかった。この試合唯一のゴールを叩き込んだ柏レイソルFW細谷真大は「落ち着いて決められて良かった」と白い歯を見せた。

 前半9分だった。センターサークル内でFWクリスティアーノがボールを受けると、「クリス(クリスティアーノ)がボールを持ったら、絶対に裏を見てくれる」と細谷が最終ライン裏を突こうと動き出す。仲間を信頼した細谷の動き出しをクリスティアーノも見逃さず、最終ライン裏へとボールが届けられた。

 いち早くボールに到達したのはFC東京のGK波多野豪とDF渡辺剛だった。しかし、まさかの連係ミス。細谷は一瞬の隙を突いた。「うまくGKとDFラインの間でバウンドした。バウンドしたら連係が取りづらいと思ったので、その隙を狙っていた」。ボールをかっさらうと、右足のシュートで無人のゴールへと流し込んだ。

「角度もなかったけど、落ち着いて決められたので良かった」

 この1点を守り抜いたチームは1-0の完封勝利を収め、今季2度目の3連勝。勝ち点3をもたらした20歳FWは「また良い準備をして連勝を続けたい」と次戦以降を見据えた。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP