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「アーセナルを正しい方向に導く能力と意欲がある」冨安健洋へ高まる期待

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アーセナルDF冨安健洋への期待が高まっている

 アーセナルDF冨安健洋に対する期待が高まっている。『ESPN』が「アーセナルの守備の悩みの解決策になれる」と題し、日本代表DFへの期待を綴った。

 今夏の移籍市場最終日にアーセナル加入が決定した冨安。直後にインターナショナルウィークで日本代表の活動に参加していたが、アーセナルでの本格的なトレーニングは1日しか積めないまま、プレミアリーグ第4節ノリッジ戦で先発デビューを飾った。すると攻守両面で随所に好パフォーマンスを見せ、1-0の今季初勝利に貢献。交代の際には、スタンドから拍手が送られている。

 ミケル・アルテタ監督も「非常にポジティブ」と賛辞を送り、現地でもデビュー戦のパフォーマンスは高く評価されていた。そして『ESPN』も、以下のように評価している。

「アジア人選手にとってプレミアリーグへの移籍は夢のまた夢。それが伝統的な強豪チームであればなおさらだ。しかし、ノリッジ戦で新たな冒険を始めた冨安健洋の移籍には、大きな期待と不安が同居している」

「アーセナルが今季喫した開幕3連敗は、過去67年で最悪のスタートになった。特にマンチェスター・シティ戦の0-5は、彼らがいかにディフェンスが脆弱かを浮き彫りにした。だからこそ、アルテタが移籍市場最終日に1600万ポンドで冨安を獲得したことは驚きではないだろう。まだ22歳の日本代表は、2018年にシントトロイデンで欧州挑戦をはじめて以来、驚異的な成長を遂げている。すでに日本代表での立ち位置も確立しているのだ」

 そして「目立たずも安定したデビュー戦を終えた彼は、不安定なアーセナルのディフェンスラインに何をもたらすのか?」とし、守備面で大きな貢献ができると分析した。

「まず第一に、本来の仕事である守備において秀でている。昨季のセリエAの途中段階では、最多リカバリーを記録していた。90分あたりのタックル成功数、空中戦、インターセプトなどの主要スタッツ面において、冨安は現在のアーセナルDFラインの中で昨季最高値を記録している。さらに右サイドバックの起用も得意としており、実際にはノリッジ戦で起用された。つまり、アルテタの悩みを解決できる可能性があるのだ」

「アーセナルの問題は1つのポジションだけではないため、ファンは期待し過ぎない方がいい。だが、少なくとも今以上に悪化することはないだろう。冨安という、アーセナルを正しい方向に導く能力と意欲を持った、才能ある若いDFがいるのだから」

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