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“バルサキラー”がまた決めた! バイエルンがCL開幕戦でバルセロナに3-0快勝

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バルセロナ戦にめっぽう強いFWトーマス・ミュラー

[9.14 欧州CLグループE第1節 バルセロナ0-3バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループE第1節が14日に行われ、バイエルン(ドイツ)は敵地でバルセロナ(スペイン)に3-0で快勝した。18シーズン連続で初戦を制し、大会最多記録を更新。第2節は29日に開催され、バイエルンはホームでディナモ・キエフ(ウクライナ)、バルセロナはアウェーでベンフィカ(ポルトガル)と対戦する。

 バルセロナのロナルド・クーマン監督はラ・リーガ開幕から3試合連続で4-3-3を採用していたが、この試合では3-5-2でスタート。負傷明けのDFジェラール・ピケが3バックの中央に入り、前線では新天地デビューのFWルーク・デ・ヨングが同じオランダ代表のFWメンフィス・デパイと2トップを組んだ。一方、ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるバイエルンは4-2-3-1。これまでのバルセロナ戦で5試合6ゴールのFWトーマス・ミュラーはトップ下を務めた。

 両チームの過去の対戦成績は、バイエルンが7勝2分2敗と圧倒。一発勝負だった2019-20シーズンの準々決勝で8-2と衝撃的なスコアでバルセロナを撃破したことは記憶に新しい。

 ホームのバルセロナは開始から猛烈なプレスをかけるバイエルンに対し、アンカーのMFセルヒオ・ブスケツ、シャドーのMFフレンキー・デ・ヨングとMFペドリを生かしたテンポの速いパスワークでチャンスをうかがう。

 だが、時間の経過とともにバイエルンに攻め込まれ、ピンチが続く展開となる。スピーディーかつ分厚い攻撃を絶え間なく見せるバイエルンを前に、チーム全体の重心が後ろに下がると、前半34分にPA手前中央でフリーとなったミュラーが右足でシュート。DFエリック・ガルシアに当たり、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの逆を突く形でネットが揺れた。

 “バルサキラー”の先制点で1-0とリードして折り返したバイエルンは、ハーフタイム明けからも攻勢を仕掛ける。後半11分にはFWジャマル・ムシアラのシュートが右ポストを叩き、跳ね返りをFWロベルト・レバンドフスキが右足で押し込んだ。

 2点のビハインドを負ったバルセロナは、後半14分にキャプテンのブスケツに代えて17歳MFガビ、DFセルジ・ロベルトに代えて18歳FWユスフ・デミルを投入。さらに同21分にはDFオスカル・ミンゲサとMFフィリペ・コウチーニョ、同28分に18歳DFアレハンドロ・バルデをピッチに送り、交代カードを使い切る。

 しかし、バイエルンもフレッシュな選手を投入してプレー強度を維持し、主導権を渡さない。後半40分にはレバンドフスキが再びポストの跳ね返りを拾い、左足で3-0とするダメ押し弾を奪取。バイエルンのエースは今季公式戦6試合で10ゴール目となった。

 試合はそのままのスコアでタイムアップ。注目の開幕戦はバイエルンに軍配が上がった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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