「人間力や期待値を評価」3選手トップ昇格の名古屋、「逐一調査している」大学進学組との競争、好循環に手ごたえ
名古屋グランパスが15日、FW豊田晃大、DF吉田温紀、MF甲田英將の来季トップ昇格を発表した。オンラインで会見が行われ、3選手は喜びを語るとともに、「ここからが勝負」と声を揃えた。
これまで継続してトップチームに選手を送り出している名古屋アカデミーだが、フィールドプレーヤー3選手以上を送り込むのはDF菅原由勢(AZ)やDF成瀬竣平らの2018年、もっと遡ればDF吉田麻也(サンプドリア)やGK長谷川徹(徳島)が上がった2006年など、流石に数は少ない。
近年の名古屋U-18は2019年度に日本クラブユース選手権(U-18)とJリーグユース選手権の2冠を達成。今夏も日本クラブユース選手権で2年ぶりの優勝を決めるなど、チームとして継続した好成績を残している。
そこには個に秀でた選手が多数いたわけだが、19年度に10番を背負った田邉光平や主将だったDF牛澤健が中央大に進学。Jユース選手権で得点王を獲得したFW村上千歩は専修大に、同大会のMVPだった榊原杏太は立正大に進むなど、同世代でトップ昇格を果たしたフィールドプレーヤーはMF石田凌太郎のみだった。
もちろん年度ごとのチーム状態、補強ポイントなどの影響は多分にあるが、今年は3人の昇格が決まった。これについて山口素弘ゼネラルマネージャーは「クラブ内のテクニカル会議で話し合いをした中で決めた。上がる上がらないはちょっとした差だったと思う」と説明。中でも評価したポイントについて、「サッカー的な部分もそうですし、人間力、期待値もある」と付け加えた。
しかしトップ昇格する選手に成長を期待するとともに、大学進学組も継続して調査していくことを強調。「先日のエリートリーグのマリノス戦でも牛澤と榊原の2選手を呼んだが、質の高いプレーを見せてくれた。みんなが必ず成長して戻ってくるんだということを言ってくれている。スカウトも足を運んでプレーの評価をしたり、大学の監督とコミュニケーションを取って、状況を逐一調査しているし、ダイレクトで昇格する以上に成長して戻ってこようとしてくれている。トップ昇格した選手と大学に進学した選手でいい効果、競争が生まれている。この3選手も言っているがここからが勝負。逆に我々が成長させるために策を講じていきたいと思います」とチームとしての好循環に手ごたえを語った。
来春よりプロ選手としてスタートラインに立つことが決まった3選手だが、質の高い外国籍や日本人プレーヤーを毎年補強するビッグクラブである名古屋でトップチームに絡んでいくことは並大抵のことではない。FW豊田もACLでトップチームに帯同した時に、DF森下龍矢やMF児玉駿斗に相談することで、「大学に進学してからでもいいんじゃないか」と思うような時期もあったという。それでも「あえてトップに進んでこの世界で結果を残したい」と気持ちを切り替えたと明かした豊田は、「プロの世界で活躍する気持ちを強く持ってやっていきたい」と力強く話した。
☆FW豊田晃大(とよだ・こうき)
「人間性、一人の大人として恥ずかしくないプレーをしていきたい。前への推進力を生かして、すこしでも早く豊田スタジアムのピッチで勝利に貢献できるように頑張っていきたいです」
山口GM評
「MF、FW攻撃的はポジションをやっている。U-15の時からチームを引っ張っていて、得点力を発揮していた。U-18では1年からレギュラーで、当時はボランチでしたが、タイトル獲得に貢献した」
☆吉田温紀(よしだ・はるき)
「プロになってからが勝負だと思っていて、自分の武器であるロングボールの精度、スルーパスの精度でアピールして、1年目から活躍する目標でやっていきたい」
山口GM評
「MF、DF、後ろ気味のポジションが出来る。U-18で伸びた選手で、技術的にしっかりしていて、戦術眼、長短のパスの精度は目を見張るものがあります」
☆甲田英將(こうだ・ひでまさ)
「ジュニアのころからグランパスでやっていて、トップで活躍したい思いで練習してきたので嬉しく思います。自分の力をアピールして1年目から活躍できるようにアピールしていきたいと思います」
山口GM評
「甲田は右足左足を使えて、特に左足のシュート力はこの代では抜けている。2年時にはルヴァンカップのメンバー入りもした。まだまだ未熟でですが、将来性も含めて今後、グランパスの中心、背負って立っていってほしいと思える3選手です」
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
これまで継続してトップチームに選手を送り出している名古屋アカデミーだが、フィールドプレーヤー3選手以上を送り込むのはDF菅原由勢(AZ)やDF成瀬竣平らの2018年、もっと遡ればDF吉田麻也(サンプドリア)やGK長谷川徹(徳島)が上がった2006年など、流石に数は少ない。
近年の名古屋U-18は2019年度に日本クラブユース選手権(U-18)とJリーグユース選手権の2冠を達成。今夏も日本クラブユース選手権で2年ぶりの優勝を決めるなど、チームとして継続した好成績を残している。
そこには個に秀でた選手が多数いたわけだが、19年度に10番を背負った田邉光平や主将だったDF牛澤健が中央大に進学。Jユース選手権で得点王を獲得したFW村上千歩は専修大に、同大会のMVPだった榊原杏太は立正大に進むなど、同世代でトップ昇格を果たしたフィールドプレーヤーはMF石田凌太郎のみだった。
もちろん年度ごとのチーム状態、補強ポイントなどの影響は多分にあるが、今年は3人の昇格が決まった。これについて山口素弘ゼネラルマネージャーは「クラブ内のテクニカル会議で話し合いをした中で決めた。上がる上がらないはちょっとした差だったと思う」と説明。中でも評価したポイントについて、「サッカー的な部分もそうですし、人間力、期待値もある」と付け加えた。
しかしトップ昇格する選手に成長を期待するとともに、大学進学組も継続して調査していくことを強調。「先日のエリートリーグのマリノス戦でも牛澤と榊原の2選手を呼んだが、質の高いプレーを見せてくれた。みんなが必ず成長して戻ってくるんだということを言ってくれている。スカウトも足を運んでプレーの評価をしたり、大学の監督とコミュニケーションを取って、状況を逐一調査しているし、ダイレクトで昇格する以上に成長して戻ってこようとしてくれている。トップ昇格した選手と大学に進学した選手でいい効果、競争が生まれている。この3選手も言っているがここからが勝負。逆に我々が成長させるために策を講じていきたいと思います」とチームとしての好循環に手ごたえを語った。
来春よりプロ選手としてスタートラインに立つことが決まった3選手だが、質の高い外国籍や日本人プレーヤーを毎年補強するビッグクラブである名古屋でトップチームに絡んでいくことは並大抵のことではない。FW豊田もACLでトップチームに帯同した時に、DF森下龍矢やMF児玉駿斗に相談することで、「大学に進学してからでもいいんじゃないか」と思うような時期もあったという。それでも「あえてトップに進んでこの世界で結果を残したい」と気持ちを切り替えたと明かした豊田は、「プロの世界で活躍する気持ちを強く持ってやっていきたい」と力強く話した。
☆FW豊田晃大(とよだ・こうき)
「人間性、一人の大人として恥ずかしくないプレーをしていきたい。前への推進力を生かして、すこしでも早く豊田スタジアムのピッチで勝利に貢献できるように頑張っていきたいです」
山口GM評
「MF、FW攻撃的はポジションをやっている。U-15の時からチームを引っ張っていて、得点力を発揮していた。U-18では1年からレギュラーで、当時はボランチでしたが、タイトル獲得に貢献した」
☆吉田温紀(よしだ・はるき)
「プロになってからが勝負だと思っていて、自分の武器であるロングボールの精度、スルーパスの精度でアピールして、1年目から活躍する目標でやっていきたい」
山口GM評
「MF、DF、後ろ気味のポジションが出来る。U-18で伸びた選手で、技術的にしっかりしていて、戦術眼、長短のパスの精度は目を見張るものがあります」
☆甲田英將(こうだ・ひでまさ)
「ジュニアのころからグランパスでやっていて、トップで活躍したい思いで練習してきたので嬉しく思います。自分の力をアピールして1年目から活躍できるようにアピールしていきたいと思います」
山口GM評
「甲田は右足左足を使えて、特に左足のシュート力はこの代では抜けている。2年時にはルヴァンカップのメンバー入りもした。まだまだ未熟でですが、将来性も含めて今後、グランパスの中心、背負って立っていってほしいと思える3選手です」
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!