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“悪夢の3分間”も鮮やか逆転劇…リバプール、ミランとのシーソーゲーム制す!!

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決勝点を奪ったリバプール主将MFジョーダン・ヘンダーソンが歓喜の疾走

[9.15 欧州CLグループB第1節 リバプール 3-2 ミラン]

 UEFAチャンピオンズリーグは15日、グループリーグ第1節2日目を開催し、B組ではリバプール(イングランド)とミラン(イタリア)が対戦。前半9分にリバプールが先制するも、同42分と同44分にネットを揺らしたミランが勝ち越しに成功。しかし、後半4分と同24分にリバプールがゴールを奪い、3-2の逆転勝利を収めた。

 ホームのリバプールの前線には右からFWモハメド・サラー、FWディボック・オリギ、FWディオゴ・ジョタが並んだ。怪我のために日本代表を途中離脱したFW南野拓実はベンチスタートとなっている。一方のミランの前線では、FWズラタン・イブラヒモビッチが負傷のために招集外。1トップの位置にはFWアンテ・レビッチが入った。

 序盤からリバプールが攻勢をかけ、オリギやジョタがフィニッシュまで持ち込むシーンを作り出す。すると、前半9分に早々と先制点を奪取。サラーとのパス交換から前線に駆け上がったDFトレント・アレクサンダー・アーノルドがPA内に持ち込むと、右足から蹴り出したボールがDFフィカヨ・トモリのオウンゴールを誘い、スコアを1-0とした。

 攻撃の手を緩めないリバプールは前半13分、DFアンドリュー・ロバートソンが放ったシュートがPA内のMFイスマエル・ベナセルのハンドを誘ってPKを獲得。しかし、キッカーを務めたサラーのシュートはGKマイク・メニャンにストップされ、こぼれ球に反応したジョタのダイビングヘッドも好反応を見せたメニャンに阻まれてしまった。

 その後もリバプールペースは変わらず。ミランはたとえ攻撃に移っても、素早い攻守の切り替えを見せるリバプールにすぐさまボールを回収され、なかなか攻撃の形を作れない。だが、ワンチャンスを生かして試合を振り出しに戻す。前半42分、FWラファエル・レオンのパスをPA内左でフリーのレビッチが右足で流し込んでスコアは1-1に。

 ミランは息を吹き返すと、前半44分にカウンターから勝ち越しに成功。PA内左でこぼれ球に反応したレビッチがGKアリソン・ベッカーを引き付けて中央へ。DFテオ・エルナンデスのシュートはカバーに入ったロバートソンに阻まれたものの、こぼれ球をMFブラヒム・ディアスが押し込んだ。

 圧倒しながらも、悪夢のような3分間でミランに逆転を許したリバプールだったが、後半4分に同点に追い付く。PA外右でボールを受けたサラーがオリギに預けてPA内に走り込むと、浮き球のリターンパスを左足で押し込んでスコアを2-2とした。

 後半17分にはミランベンチが動き、FWオリビエ・ジルーとDFアレッサンドロ・フロレンツィを投入。同18分にはリバプールがFWサディオ・マネをピッチへと送り込む。すると、同24分、CKのこぼれ球に反応したMFジョーダン・ヘンダーソンが抑えのきいた鮮やかなミドルシュートを突き刺し、リバプールが逆転に成功する。

 その後、リバプールに追加点こそ生まれなかったものの、ミランの反撃を許さずに逃げ切って3-2の逆転勝利を収めて白星スタートを切った。なお、南野に出場機会は訪れなかった。

 28日の第2節でリバプールはポルト(ポルトガル)のホームに乗り込み、ミランはアトレティコ・マドリー(スペイン)をホームに迎える。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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