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鎌田フル出場のフランクフルト、今季初勝利はお預け…エジル先制弾のフェネルバフチェと痛み分け

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フランクフルトはドロー発進

[9.16 ELグループリーグ第1節 フランクフルト1-1フェネルバフチェ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は16日、グループリーグ第1戦を行い、日本代表MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルト(ドイツ)はホームでフェネルバフチェ(トルコ)と対戦し、1-1で引き分けた。鎌田はフル出場。長谷部はベンチ入りしたが、出番はなかった。

 オリバー・グラスナー新体制のフランクフルトは今季、ここまで公式戦5試合で勝利なし。苦しい船出でEL初戦を迎え、鎌田がトップ下を担う4-2-3-1の布陣を採用した。対するフェネルバフチェは4-3-3のフォーメーションで右ウイングには元ドイツ代表FWメスト・エジル、最前線にはエクアドル代表FWエネル・バレンシアが入った。

 先手を取ったのはフェネルバフチェだった。前半10分、MFメルセデス・ハカン・ヤンダシュがクロスバー直撃のシュートを打つなど分厚い波状攻撃で畳み掛けると、MFフェルディ・カディオグルがPA内左から折り返し、FWディエゴ・ロッシが左足シュート。これはGKが弾いたが、こぼれ球に反応したエジルが角度のない位置から流し込んだ。

 フランクフルトは苦戦しつつも、前半23分には波状攻撃で押し込み、鎌田はスルーパスから決定機を創出したが、仕留められない。それでも41分、後方からのフィードで背後に抜け出したMFフィリップ・コスティッチがPA内左から折り返し、FWサム・ランメルスがネットを揺らした。

1-1で前半を折り返すと、後半15分には鎌田の折り返しからランメルスがネットを揺らしたが、鎌田のオフサイドで得点は認められず。鎌田がシュートを打つチャンスを迎えるなどフランクフルトは次の1点を目指していたが、後半44分、フェネルバフチェがPKを獲得する。

 キッカーのFWディミトリス・ペルカスが狙ったキックはGKケビン・トラップが読み切ってセーブ。それでもこぼれ球をFWメルギム・ベリシャが押し込んだが、これはオフサイドの判定で得点は認められず。終了間際には選手同士の交錯からもみ合いになり、あわや乱闘という荒れた展開に。試合は1-1のままタイムアップを迎えた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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