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15歳のC・ロナウドを知る先輩FW「世界最高選手になると思うほど目を引くものではなかった」

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S・リスボン時代のFWクリスティアーノ・ロナウド

 元スポルティング・リスボンFWのロドリゴ・ファブリ氏が、15歳だった頃のFWクリスティアーノ・ロナウド(現マンチェスター・ユナイテッド)の印象について「世界最高の選手になれると思うほど、私の目に留まらなかった」と明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。

 レアル・マドリーでもプレー経験のあるブラジル人のファブリ氏がC・ロナウドと出会ったのは、2000-01シーズンにポルトガルのS・リスボンに期限付き移籍したときのことだった。同氏は母国『UOLエスポルチ』のインタビューに応じ、当時を振り返っている。

「私がスポルティングにいたとき、ユースチームとの練習試合があり、クリスティアーノ・ロナウドも私たちと対戦した。彼はまだ非常に若く、すでにクオリティーを見せてはいたが、正直なところ『ああ、この子は世界最高のプレーヤーになるだろう』というほど、私の目を引くものではなかった」

「メッシやネイマールのプレーを見ていると、彼らのクオリティーの高さはとんでもないもので、フィジカル的に100%の状態でなくても、素晴らしいプレーができることに気づく。クリスティアーノ・ロナウドはそうではない。洗練された技術があるにもかかわらず、肉体的にも頂点を極める必要があり、それを放っておくことがなかった。だからこそ、歴史上最も偉大な選手の1人として認められたんだと思う」

 5度のバロンドール受賞を誇るポルトガル代表FWは努力の天才でもあったと語ったファブリ氏。キャリアのピークが短かった元ブラジル代表ロナウジーニョ氏との違いについても言及している。

「魔法使いのようにボールを扱う宇宙人のようなロナウジーニョと、クリスティアーノ・ロナウドのプロフェッショナリズム。(2人を)比較するとしたら…彼(ロナウジーニョ)のピークはどこにあっただろうか? 彼は確実にもっと遠くへ到達できただろう。私はロナウジーニョの一番のファンだが、これが現実だ」

 同胞のペレ氏を史上最高の選手と見ているファブリ氏は「もし彼(ロナウジーニョ)がクリスティアーノのようにしていたら、歴史上2番目に偉大なプレーヤーとして、誰もが認める存在になっていただろう」と歯がゆさを口にし、「(歴史上2番目なのは)なぜならペレとは比較にならないからね」と付け加えた。

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