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冨安健洋がアーセナルにもたらすものとは? 現地メディアが指摘「ノリッジ戦で見られたが…」

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今夏アーセナルに加入したDF冨安健洋

 今季厳しいスタートとなったアーセナルだが、イギリス『football.london』は今後3つのポジションが鍵を握っていると分析した。

 昨季はプレミアリーグを8位で終え、挽回を期して臨んだ今季のアーセナル。しかし、開幕戦で昇格組ブレントフォードに敗れると(0-2)、チェルシー(0-2)、マンチェスター・シティ(0-5)に完敗。3試合で無得点9失点と、最悪のスタートとなっていた。それでも迎えた第4節では、1-0で今季初勝利を掴んでいる。

『football.london』のクリス・デービソン氏は、「この悲惨なスタートはパフォーマンスの低下を始めとする様々な要因があるが、何人もの欠場者が出ていることも問題を大きくしている」と分析。そのうえで、9月に控えるバーンリーとの第5節、トッテナムとの第6節が「遥かにタフなテストになるだろう」と指摘した。

 同氏はまた、「当然ミケル・アルテタは強烈な批判にさらされており、ノリッジ戦だけではファンとの亀裂は埋められない」としつつ、「だが間違いを証明してくれることを期待しているし、そうできる選手もいる」と、前節出場した新加入の冨安健洋ベン・ホワイト、離脱していたガブリエウ・マガリャンイスやトーマス・パルティの復帰が、大きな影響を及ぼすと指摘した。

「冨安とガブリエウがプレー可能になったことで、バックラインにクオリティと強さ、空中戦での存在感を期待できる。ノリッジ戦でそれは見られたことだ。ベン・ホワイトは、2人が左右にいることでより快適に見えたし、これによってボール保持時のクオリティをさらに発揮できるようになる」

「トーマスも、彼らと同様に大きな変化をもたらすことができる。高いワークレートにビジョン、ボールに対する確実性、そして驚異的なパスレンジを誇っている」

「また、出場停止中のグラニト・ジャカが失望させた一方で、サンビ・ロコンガは自身を示すチャンスを得た。若くて才能に溢れ、貪欲な彼はトーマスと一緒にプレーすることが可能。2人共ボール保持時のクオリティは高く、前を向いてプレーができる。信頼できる中盤のペアだろう」

 そして、「クオリティ、冷静さ、知性が要求されている。この3つのポジションがうまく機能すれば、アーセナルを軌道に乗せるだけでなく、アルテタを救うことになるかもしれない」と締めくくっている。

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