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D・ヴィエイラがJ初ハット! 柏に3発完勝の広島、3試合ぶり勝ち点3

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広島は柏にシーズンダブルを達成

[9.18 J1第29節 柏0-3広島 三協F柏]

 J1第29節が各地で行われ、三協フロンテア柏スタジアムでは、FWドウグラス・ヴィエイラのハットトリックでサンフレッチェ広島柏レイソルを3-0で下した。

 今季2度目の3連勝で、13位に順位を上げたホームの柏。前節・FC東京戦(○1-0)でゴールを決めたU-20日本代表候補のFW細谷真大はベンチからのスタートに。代わってFW武藤雄樹が先発したほかは、FC東京戦と同じ11人が並んだ。

 敵地に乗り込んだ広島は、現在2戦勝ちなし(1分1敗)。ゴールマウスには、8月9日の第23節・福岡戦(△1-1)以来6試合ぶりにGK林卓人を起用。出場停止明けのMFハイネル、MF柴崎晃誠もスタメンに名を連ねた。
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 ともにシュートチャンスを構築できない展開が続く中、広島が最初のチャンスをものにする。前半30分、右サイドからボールを回していき、一度ボランチのMF青山敏弘まで下げると、青山は柏の最終ラインの裏へスルーパスを送る。背後をとったドウグラス・ヴィエイラはGKと1対1を迎えると、飛び出してきたGKキム・スンギュの頭上を浮かせる技あり弾で、広島が先制に成功した。

 柏のチャンスは36分。DF川口尚紀のクロスに、FW瀬川祐輔がニアサイドに飛び込み頭で合わせるも、シュートは枠をとらることができなかった。

 1点を追う柏は、ハーフタイムに、武藤とMF戸嶋祥郎を下げて、MF神谷優太とMFマテウス・サヴィオをピッチに送り込んだ。

 後半直後、柏守備陣が浮足立っているスキをついてMF藤井智也がペナルティエリア内まで持ち込み、左足でシュートを狙ったが、ゴールポストに嫌われて追加点とはならなかった。

 それでも広島は、MFエゼキエウが縦パスを入れると、処理しようとGKキム・スンギュがペナルティエリアの外まで飛び出すも、ボールにふれることはできず。ドウグラス・ヴィエイラがボールをおさめて、無人のゴールへと蹴り込む。後半9分に、広島がリードを2点に広げた。

 さらに攻勢をかける広島は、パスをつないでペナルティエリアに進入すると、MF柴崎晃誠が左足でコースを狙ったシュートを放つ。これはGKキム・スンギュの好守にあうが、セカンドボールをひろったMF東俊希がゴール前へ。DF三丸拡のコントロールミスにつめたドウグラス・ヴィエイラが右足で蹴り込み、ハットトリックを完成。スコアを3-0とした。

 3点差とした広島は、前線の1トップ2シャドーを一気に入れ替え、FWジュニオール・サントス、MF浅野雄也、MF茶島雄介が投入された。

 後半35分、DF上島拓巳が着地の際に頭を強打し、ピッチに倒れ込む。すでに5人の交代枠を使い切っていた柏だが、「脳震盪による交代」で、6人目の交代選手としてDFエメルソン・サントスの起用が認められた。

 途中出場の浅野がGKとの1対1を迎えるなど、決定機はつくったがスコアはそのまま動かず。3試合ぶりに白星を手にした広島が、勝ち点を39に伸ばしている。

(取材・文 奥山典幸)
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