[9.18 J1第29節 FC東京4-0横浜FC 味スタ]

　FC東京の長谷川健太監督は4-0の完勝に終わった横浜FC戦を振り返り、「一人の存在でチームがだいぶ刺激を受けて変わった。熱い気持ちは伝わるんだなと。ああいう選手の存在意義、大事さというのをあらためて思い知らされた試合だった」と笑みを見せた。

　FC東京は今月12日、インテルなどで活躍した日本代表DF長友佑都が11年ぶりに復帰することを発表。そして1週間後のこの日、長谷川監督はさっそく先発で起用し、長友は4144日ぶりにJリーグのピッチに立った。

　すると前節で柏レイソルに悔しい敗戦を喫していたチームは前半から躍動。台風の影響でピッチコンディションに難しさがあった中、前半からFWディエゴ・オリヴェイラとFWレアンドロが次々にスーパーゴールを決め、3-0とした。

　後半は横浜FCが交代選手を投入したことで劣勢に回る時間帯もあったが、長友が大声でチームを鼓舞。訪れたピンチを全員で防ぐと、後半42分には途中出場のFW渡邊凌磨の献身的な走りからレアンドロがダメ押しゴール。“長友効果”とも言えるパフォーマンスで4-0の圧勝を収めた。

　長友は試合後のフラッシュインタビューで、左胸のFC東京エンブレムを掴みながら「嬉しいです。嬉しいです!」と絶叫。「青赤のユニフォームを着て、味スタで熱いプレー、魂のこもったプレーで皆さんに勝利を届けたいと思っていた。みんなめちゃくちゃ頑張ってくれたし、球際で戦ってくれたし、チームメートに感謝したい」と熱く語った。

　さらに「長友はパワーとエネルギーしかない」と語った35歳は「東京は絶対に強くなると確信を持っている」と宣言。「本当に魂をこもった熱いプレーを僕自身は見せていく。そしてチームメートも最高のパフォーマンスを今日見せてくれたので、みんな一丸となって戦っていきましょう」とサポーターに呼びかけた。

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