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シメオネ、J・フェリックスの退場に…「もし違う選手が同じジェスチャーをしたら退場にならなかった」

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選手の退場について語るディエゴ・シメオネ監督

 19日のラ・リーガ第5節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのアスレティック・ビルバオ戦をスコアレスドローで終えた。試合後会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、自チームのパフォーマンスに対する満足感を述べた。

 アスレティックの堅守を前にしてチャンスを生み出すことに苦労したアトレティコ。しかしながらシメオネ監督はある程度の手応えをつかんだ様子だ。

「チームはとても好ましかった。ゴールチャンスはそこまでなかったが、リズムの高い試合だったんだ。コンドグビアが体を痛めたのは残念だったが、よくやっていた。私たちはリーガ・エスパニョーラの主役となるチームの一つと対戦して、これから深めていくべきプレーを見せたんだよ」

「後半もジョレンテのポスト直撃弾まで良かった。私が心に残すのはチームのダイナミズムや、相手陣地で長い間プレーし続け、また後方に下がっての守備も良かったということだ。今後も働き続け、プレーを改善していかなくてはならない」

 この試合の70分過ぎにはFWジョアン・フェリックスの退場劇があった。MFウナイ・ベンセドールにユニフォームをつかまれたポルトガル代表FWは、それをふりほどこうとした際に左腕で相手に打撃を喰らわせたとしてヘスス・ヒル・マンサーノ主審にイエローカードを提示される。信じられない様子のJ・フェリックスは主審に「あんた狂っているのか?」といったジェスチャーをして、今度はレッドカードを掲げられている。シメオネ監督はその場面について、次のように語った。

「私も同じようなことを何度も経験したよ。調和するような態度を取れなかったが、しかし成長するに連れて直していった。私はジョアオに近い人間だ。そのジェスチャーを違う選手がしていたら、審判は同じようなリアクションを取らなかっただろう」

 J・フェリックスの血気盛んな性格が導いた退場劇と言いたげだが、マンサーノ主審のレフェリングについてはどう考えているのだろうか。

「試合終了後に彼と話し合ったこと? 彼は私に『落ち着いている人間に落ち着けと言っても無駄だ』と言った。ヘススは素晴らしい審判だよ。昨季、私たちは彼がレフェリングした試合で前に進むことができた。しかし日によっては、今日のようなセンシビリティが発揮されるということだ」

「今日はイエローカードが多く出た。その場その場のセンシビリティを理解しなくてはならない。すべてがイエローではなかったと思うし、敬意と行儀作法とともに何が起こっているのかを話し合うこともできるはずだ」

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