[9.20 WEリーグ第2節 大宮V 1-1 新潟L NACK]

　パワフルなゴール前への飛び込みでWEリーグ初ゴールを記録したアルビレックス新潟レディースのFW道上彩花は試合後、「サイドアタッカーは素晴らしい選手がいるし、強みであるクロスに飛び込むところや、五分五分のボールに勝てるのは自分の強み。そこが出せてよかった」と手応えを語った。

　道上は0-0で迎えた前半7分、左サイドを攻め上がったDF北川ひかるのグラウンダークロスに反応し、ゴール前ニアサイド寄りで合わせた。「本当にいいボールが来たら触るだけでいい。8割くらいは北川選手のゴール」。そう謙遜の言葉を述べたが、強烈なインパクトで相手GKの股下を撃ち抜く素晴らしいゴールだった。

　道上にとってはこれがWEリーグ初得点。もっとも、気持ちの面ではなでしこリーグ時代と大きな変化はないという。

「個人的にはどのゴールもすごく重いものだと思うし、チームが勝つために必要なゴールだと思っている。WEリーグになったからといって重みが変わることはない」。

　プロリーグの舞台で目指すは「質の高いプレー」、ひいては「観客の予想を上回るようなプレーやゴール」だ。

「自分自身は今までやってきたことをもっともっと……ということでやっている。変わったことはないが、今までやってきたプレーは高いものが求められるので、それに応えないといけない。そういったことをどのチームもやっていけばリーグが盛り上がると思う」。WEリーガーの使命を背負うストライカーはさらにリーグを盛り上げるべく、得点を重ねていく構えだ。

(取材・文　竹内達也)

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