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ピケ擁する“新トリデンテ”で土壇場ドローも…バルセロナのファン困惑「恥ずかしい」「ばかげている」「最高のジョーク」

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最前線でプレーしたDFジェラール・ピケ

 バルセロナは20日、ラ・リーガ第5節で本拠地カンプ・ノウにグラナダを迎え、1-1で引き分けた。開始早々に先制ゴールを許したが、後半45分にDFロナルド・アラウホが同点弾を奪取。土壇場で今季リーグ戦初黒星を回避したものの、その戦い方が物議を醸している。

 相手を押し込み続けた前半を0-1で終えたバルセロナは、ハーフタイム明けから長身のFWルーク・デ・ヨングを投入。後半30分にはベンチスタートのDFジェラール・ピケをピッチへ送り、L・デ・ヨングとのツインタワーを形成した。

 それでもゴールを奪えずにいると、アラウホも前線に上げ、3人をターゲットにクロスを放り込み続ける。そして後半45分、MFフレンキー・デ・ヨングからのロングボールをアラウホが落とし、ピケのキープからPA内右のMFガビがクロス。最後はアラウホが豪快なヘディングでこじ開けた。

 このバルセロナらしくない攻撃スタイルに、試合中からSNS上のファンは戸惑いを隠せず。イギリス『デイリー・スター』は「バルセロナがジェラール・ピケをストライカーとして起用し、ファンは大騒ぎ」と題した記事で、その声をいくつか紹介している。

「これはバルセロナにとって恥ずかしいことだ。クーマンはコーチングについて何も知らない。この人はピケをセンターFWにしている」

「クーマンはピケをベンチスタートとした後、9番として起用した。バルセロナは間違いなくこのゲームで負けている。彼らの監督は混乱した人間だ」

 他にも「このようにスタイルを失うのは、ばかげている」「ルーク・デ・ヨングと一緒に攻撃するピケ…」「今日、ピケがストライカーとしてプレーしたことを歴史は忘れないだろう!」「ピケがストライカーだなんて、最高のジョークだよ」といった厳しい意見が飛んだ。

 先日のUEFAチャンピオンズリーグのバイエルン戦(●0-3)以降、解任論が高まるロナルド・クーマン監督は、この試合でさらに逆風を強めてしまったようだ。

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