beacon

長谷部&鎌田の同僚コスティッチ、代理人解雇で“ボイコット騒動”の真相が明るみに

このエントリーをはてなブックマークに追加

フランクフルトのセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ

 長谷部誠鎌田大地が所属するフランクフルトのセルビア代表MFフィリップ・コスティッチは、これまで自身の代理人を務めていたファリ・ラマダニ氏を解雇したようだ。ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 コスティッチは今夏の移籍市場の終盤、先月28日に行われた第3節ビーレフェルト戦に向けた最終調整を欠席すると遠征にも不参加。セリエAのラツィオ行きのためのボイコット行為として物議を醸していた。

 フランクフルト側は評価額に見合うようなオファーを受け取っていないと主張した上で移籍を認めず。代表ウィーク明けに選手は自身のSNSでサポーターに向けて謝罪しクラブは再びメンバーに迎え入れていた。

 そして、ここに来てその“ボイコット騒動”の真相が明るみになろうとしている。『ビルト』曰く、コスティッチは長年代理人を務めてきたラマダニ氏とそのエージェント会社のLIAN Sportsとの関係を切ったとのこと。SNSでの謝罪では名指しではなかったものの「僕に対して謝罪するべきの人もいる」と綴っていたが、それは代理人を指していたという。どうやらボイコットは代理人側が仕掛けた移籍を強行するための金銭目的の手段で、「シャイな性格とも言われる」本人の意思に反していたようだ。

 また同紙によれば、コスティッチとチームメイトたちやオリヴバー・グラスナー監督らとの間で「より強い信頼関係が築かれる」可能性も。代理人を外し、これまでも相談相手だった兄弟のステファン・コスティッチ氏の去就への影響力が高まることで、2023年までとなっている現行契約の延長すら考えられると伝えられている。

 なお、LIAN Sportsはユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザやバイエルンのドイツ代表FWリロイ・サネが所属するエージェント会社。過去にはフランクフルトからレアル・マドリーに渡ったセルビア代表FWルカ・ヨビッチやミランに移籍のクロアチア代表FWアンテ・レビッチと、旧ユーゴスラビア出身の選手が数多く所属することでも知られる。

●ブンデスリーガ2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP