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リバプール南野拓実は待望2ゴールで積極起用? クロップ監督は中盤配置も示唆、コーチは南野の“強み”を語る

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MF南野拓実が2ゴール

[9.21 カラバオ杯3回戦 ノリッジ 0-3 リバプール]

 MF南野拓実は21日のカラバオカップ3回戦・ノリッジ戦で今季公式戦初出場し、2得点を挙げて勝利に貢献。ユルゲン・クロップ監督が試合後、南野を称えている。英『ミラー』が伝えた。

 今季公式戦初出場となった南野は前半4分にゴール。左CKからのFWディボック・オリギの落としを、体を巧みに使ってゴールに押し込んだ。さらに後半5分にオリギが追加点を奪うと、同35分に南野がダメ押し弾。右サイドから転がったボールを拾い、そのままPA内へ。右足でボールを操り、相手守備陣を揺さぶりつつ、冷静にゴールに流し込んだ。

 2得点を奪った南野はそのままフル出場し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞。英『リバプール・エコー』の選手採点では8を獲得し、「常に危険な存在だった。そして、持ち前の粘り強さは2点目という形に結実した」と評価を受けた。

 南野はこの試合で4-3-3の左FWで起用され、後半からは中盤3枚の一角でプレー。クロップ監督は「タキ(南野)は本当に最高のプレーをした」と絶賛した。「南野は適切にスペースを見つけ、タイラー(モートン)とのパスワークに参加した。オックス(アレックス・オクスレイド・チェンバレン)は南野のスピードを生かしていた」と中盤での連係面も評価し、今後の起用も示唆している。

 レンタル移籍していたサウサンプトンから復帰も、今季はこの試合まで出場なし。アシスタントコーチのペピン・リンダース氏は「彼は復帰後、とても良いプレシーズンを送っていた。だが、代表戦で負傷して戻ってきていた。いまは100%の状態ではないが、問題なくプレーで来ているし、再びチームの一員になって本当に嬉しい」と語り、クロップ監督が南野の魅力を語っていたことを明かしている。

「ユルゲンは言っていたんだ。タキはGKとの1対1の回数が多いとね」

「それは、GKとの1対1を迎えるために超スピードは必要としないことを示しているんだ。彼はそれをとても自然にこなす。インテリジェンスのある動きができるんだ」

「彼はもっと良くなるよ。我々は彼のそういう部分を評価している。だからこそ起用したんだ。今ある彼の姿ではなく、彼のポテンシャルをね」

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