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劇的逆転劇…首位川崎Fが3連勝! 90+4分に20歳FW宮城天が土壇場ミドル弾! 鹿島はリード守れず

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川崎Fが劇的な逆転勝利

[9.22 J1第32節 鹿島1-2川崎F カシマ]

 J1リーグは22日、第32節を行い、県立カシマサッカースタジアムでは7位鹿島アントラーズと首位川崎フロンターレが対戦した。鹿島が先制に成功したが、古巣戦となったMF山村和也のゴールで川崎Fが追いつくと、後半アディショナルタイムに20歳FW宮城天が劇的な決勝ゴール。“鬼門突破”を目指した鹿島を退け、川崎Fが3連勝を飾った。

 鹿島は18日の第29節G大阪戦(○3-0)と同じ11人がスタメンに名を連ね、4-4-2のフォーメーション。対する川崎Fは徳島戦(○3-1)から4人を入れ替え、スタートから4-2-3-1を採用。前節で復帰したMF旗手怜央に続いて、主将DF谷口彰悟が復帰を果たした。

 前半16分、川崎Fは右サイドからDF山根視来がクロスを供給し、中央で旗手がフリック。フリーで走り込んだFWマルシーニョがシュートを打ったが、これはGK沖悠哉の正面を突いた。互いに長所を消し合い、硬い試合展開が続く。

 鹿島は前半42分、左サイドからDF安西幸輝がドリブルで仕掛け、強烈な右足シュート。これはGKチョン・ソンリョンが防ぐと、FKのチャンスも生かせず、スコアレスで前半を折り返した。

 後半は鹿島が徐々に流れを引き寄せ、均衡を破った。後半16分、安西が左サイドを縦に仕掛け、深い位置からクロス。後ろから飛び込んだMFファン・アラーノが頭で叩きつけると、強くバウンドしたボールがゴールマウスへと吸い込まれた。

 すると、後半20分に鹿島ベンチが動き、MF和泉竜司を下げてMF土居聖真を投入。1点ビハインドの川崎Fも3枚替えを敢行し、鬼木達監督は宮城、FW小林悠、MF脇坂泰斗を送り込んだ。川崎Fは反撃を試みたが、鹿島の時間帯が続く。

 後半29分にはカウンターから決定機。安西のパスを受けたMFディエゴ・ピトゥカが決定的なシュートを打ったが、わずかにゴール右へ。FW上田綺世も連続でシュートを狙ったが、相手の対応に遭って決め切れない。鹿島は再三のチャンスを逃すと、次の1点を奪ったのは川崎Fだった。

 後半37分に山村が投入されると、この交代策が的中する。左後方からのFKのチャンス。脇坂が右足で質の高いクロスを蹴り込むと、ゴール前で競り勝った山村が高い打点からヘッドで叩き込み、ファーストタッチでゴールを奪った。

 1-1のまま後半アディショナルタイムに突入すると、最後にドラマが待っていた。90+4分、宮城がPA右手前から右足を振り抜くと、無回転の強烈なミドルシュートが突き刺さり、値千金の決勝ゴール。宮城はこれがJ1初ゴールとなった。土壇場で逆転に成功し、2-1で勝利した川崎F。2位横浜FMとの勝ち点を7差に広げた。

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