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三田のチップキックにも動じず…名古屋GKランゲラック「しっかり見て触ることができた」

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GKランゲラック

[9.22 J1第32節 FC東京 1-1 名古屋 味スタ]

 ミッドウィークのアウェーゲームで劣勢を強いられた名古屋グランパスだったが、激しい肉弾戦の末に勝ち点1をもぎ取った。度重なる好セーブでチームを救ったGKランゲラックは「今日は勝ち点2を失ったというより、勝ち点1をみんなの力で取った試合だった」と前向きに振り返った。

 圧巻だったのは後半22分のプレー。FC東京は投入したばかりのMF三田啓貴とFW永井謙佑によるパス交換からペナルティエリア内に侵入し、三田がランゲラックと1対1の状況を迎えた。

「私としては持ち込んで打つと思ったので、腰を低くした状態で存在感を出しながら迫っていた」(ランゲラック)。

 そうしてギリギリまで相手に選択を迫らせた結果、三田はふわりと浮かせるチップキックを選択。ランゲラックは本来であればバランスが崩されそうなところをしっかりと我慢し、「狙いを持ってチップキックだったのか、ハードに蹴れなかったのかわからないが、しっかりと見て触ることができた」と動じずスーパーセーブにつなげた。

 試合開始早々にはFWディエゴ・オリヴェイラのシュートを正面で収め、同アディショナルタイムにもFWレアンドロの決定機でビッグセーブ。ほぼノーチャンスだったFWアダイウトンに唯一のゴールを許したものの、頼れる守護神が「持たせたらシュートをどこから打ってくるかわからない」と警戒していた相手攻撃陣を最小失点に抑え、勝ち点1をもたらした。

(取材・文 竹内達也)
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