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クーマンが質問に応じず3分で会見終了…背景にはバルサ首脳陣との対立も

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ロナルド・クーマン監督が3分で会見終了

 バルセロナロナルド・クーマン監督は、22日のプレスカンファレンスで3分を経たずして席を立った。

 FWリオネル・メッシを失った今季、ここまで不安定な戦いが続くバルセロナ。これを受け、クーマン監督の進退問題にも発展し、『Goal』の取材ではクラブが解任の方針で動いていることがわかっている。

 渦中のオランダ人指揮官は、22日に会見に出席。その中で「クラブは再建の中でコーチとしての私を支持している。財政状況は競技面とつながりがあり、その逆もしかり。大きな投資なしでチームを立て直さなければいけないことを意味している。これには時間が必要だ」と声明を読みつつ、ファンに忍耐を求めた。

「数年以内に次世代の世界的スターになる可能性を持った若手がいる。このチームを立て直すため、シャビやアンドレス・イニエスタがそうであったように彼らにもチャンスが必要だ。しかし、今は我慢を求めなくてはならない。このクラブは彼ら若手にとって最高のフットボールスクールだ。しかし、チャンピオンズリーグでは奇跡を期待することはできない。先週のバイエルン戦の黒星を将来的な視点で見なければならない」

「スタッフとチームは無条件のサポートを得るに値する。メディアも我々のプロセスを認識していると理解している。このような事態が起きるのは、バルセロナの歴史の中で初めてではない。この難しい時間における君たちのサポートを頼りにしている。スタッフと選手たちは、グラナダ戦で受けたようなファンからの最高のサポートにとても満足している」

 そして、3分弱にわたって用意した声明を読み上げたクーマン監督は、質問には応じず足早に会見場を後にした。

 なお、この背景にはクーマン監督とジョアン・ラポルタ会長をはじめとする首脳陣の対立がある模様。数か月前から双方の関係性には緊張が走っていると報じられており、ラポルタ会長が若手の積極的な起用を要求する一方で、クーマン監督は選手選考の権限は首脳陣ではなく自身にあると主張しているとのことだ。

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