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クーマンが練習中のメッシの様子を回顧「彼は常に勝ちたがっていた」…1度だけ“本当に怒った”こととは?

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 バルセロナロナルド・クーマン監督は、FWリオネル・メッシのトレーニング時の様子を振り返った。

 ユース時代からバルセロナでプレーし、数々の栄光に恵まれてきたメッシ。しかし、今夏に21年間を過ごしたクラブから退団することが決まり、パリSGへと渡っていった。

 昨夏からバルセロナの指揮官に就任し、メッシと1シーズンを過ごしたクーマン監督は、オランダ『Voetbal International』でアルゼンチン代表FWにについて「リオネル・メッシはすべてのものの輝きを奪ってしまう。彼はとても優秀で、多くを勝ち取ってきたからだ」と話し、自身の考えを続けた。

「もちろん、彼の周りには良い選手たちがいたが、彼は違いを作っていた。彼のおかげで全員が本来よりもさらに良くなったように見える。これは批判ではなく、観察した私の見解だ。彼がどれだけ優れているかを理解していたが、間近でそれを見ることは良いことだ。メッシは状況理解やプレッシャー下でのボールの受け方、ボールスピード、フィニッシュなどフットボール選手に教えたいすべての面で10点だ」

 さらに、同指揮官はメッシのトレーニング時の様子についても語った。

「トレーニングの中で1つの練習が終わったとき、一部の選手たちは時々遊んだり、ふざけ合ったりしているが、メッシの場合は、余計なことをせず、すべてがファンクショナルで、常にすべてで勝ちたがっていた。練習前には、いつもロンドをやっている。20回ボールが回れば中の選手はさらにもう1ターンやらなければならない。それが3回続けば選手たちは2列になり、中にいた2人の選手は頭を叩かれながらその間を通り抜けるみたいな罰を受ける」

「私はメッシに1度でもこのようなことがあったかと聞き、彼は“1度あった”と答えた。この長期間で1度だけだ。彼がいれば、年長選手は若手選手に負けることはなかった。1度だけ負けたことがあったが、メッシは1週間にわたり本当に怒っていた。まさに専制君主のようだったよ」

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