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肘打ち被害の名古屋DF中谷「波風をたたせず、事に触れないという選択はできませんでした」

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名古屋グランパスのDF中谷進之介

 名古屋グランパスのDF中谷進之介が23日、自身の公式ツイッター(@nshinno)を更新し、「本日病院に検査に行き顔の骨に異常はありませんでした」と報告した。

 中谷は22日に行われたJ1第32節・FC東京戦の後半35分、最終ラインからパスを配球しようとした際、プレッシャーをかけてきたFWレアンドロの肘打ちを顔面に受けた。この行為はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が確認しており、レアンドロは一発退場。中谷はこめかみ辺りに傷が残りつつも、試合終了までプレーしていた。

 中谷は一夜明け、ツイッターに「名古屋ファミリーの皆様そしてJリーグを愛する皆様へ」と題して投稿。「本日病院に検査に行き顔の骨に異常はありませんでした。傷はあるのでそこがよくなることが最優先ですね」と傷の状態を伝えつつ、「家族からも言われましたがあと少し内側でしたら肘が目に直撃だったのでホッとしています」と心境を述べた。

 中谷はFC東京戦の試合後、オンライン会見の場でレアンドロの行為に言及。「去年から何度もやられているし、選手はわかっている」と故意だと主張した上で「1回目だったら仕方ないというのもあるけど、去年も3試合出場停止を食らっていて、それで今年ですから、1試合出場停止では足りないかなと思う」と厳罰を求めていた。

 ツイッターでは「昨日の会見に関して賛否両論あると思います」とした上で、会見の場で発言した真意についても説明した。

「問題を表面化せず時間が解決するのを待つのが日本の社会。発言することで発言者が不利になるのでみんな意見を言わなくなる。昨日に関しては波風をたたせず、事に触れないという選択はできませんでした」。

 会見であえて肘打ちに触れた意図をそう明かした中谷は「例えば、競り合い時に肘が当たってしまう。フットボールをしていたら起こりうる事です。今までの試合で僕も当ててしまったことはあると思います。ただ選手も故意か故意じゃないかはわかる」とした上で「誇りあるJリーグを作り上げるために、もう一度リスペクトの気持ちと共に進んでいくべきだと感じています」と思いをつづった。

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