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昇格争いの生き残り懸けた大一番…3位新潟が後半ATロメロ弾で4位甲府を破り、昇格圏まで暫定勝ち点6差

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MFロメロ・フランクが決勝弾 ※写真は過去のもの

[9.25 J2リーグ第31節 新潟 1-0 甲府 デンカS]

 J2リーグは25日に第31節を行った。アルビレックス新潟ヴァンフォーレ甲府の対戦は、新潟が1-0で勝利した。

 同勝ち点54で並ぶ3位・新潟と4位・甲府の昇格に向けた大一番。新潟は前節・東京V戦(○3-1)で4試合ぶりの白星を獲得し、甲府は3試合連続完封で3連勝と、両者ともに調子を上げている。

 新潟は4-2-3-1の布陣で、GKは阿部航斗が立つ。4バックはDF藤原奏哉、DF千葉和彦、DF舞行龍ジェームズ、DF田上大地。ボランチ2枚はMF高宇洋とMF島田譲を配置し、2列目は右MF三戸舜介、トップ下はMF高木善朗、左MF本間至恩を起用する。1トップはFW鈴木孝司が入った。

 甲府は3-4-2-1の布陣を敷く。GKは河田晃兵で、3バックはDF浦上仁騎、DF新井涼平、DF北谷史孝。ボランチ2枚はMF山田陸とMF野津田岳人が入り、右WBはDF荒木翔、左WBはDF須貝英大を配置する。2シャドーにFW宮崎純真とFW長谷川元希を起用し、1トップはFWウィリアン・リラを置いた。

 前半は互いに拮抗状態も、要所でチャンスを作る。新潟は本間や三戸の個人技が光り、敵陣のPA内に進入。しかし、決定機とはならなかった。甲府は3試合連続ゴール中のリラが体を張り、攻撃を円滑化。だが、甲府も新潟のゴールを脅かすことはできない。

 前半をスコアレスで折り返すと、新潟は後半15分に藤原を下げ、DF堀米悠斗が入る。甲府も同18分に北谷と長谷川に代わり、DF小柳達司とMF中村亮太朗が出場した。

 新潟が徐々に攻勢を強める。後半20分、鈴木が中盤まで下り、ボールを収めて反転。左サイドにパスを出すと、堀米から本間へとつながる。背番号10がドリブルを仕掛け、フェイントからグラウンダーのクロス。ニアサイドの高木が右足ダイレクトで合わせるが、GK河田に阻まれた。

 新潟は直後にもチャンス。相手ボールを島田が奪取し、そのままドリブルへ。相手守備陣を引き付けながらPA内にパスを通し、最後は鈴木が右足シュートを放つ。しかし、コースが甘く、GK河田にセーブされた。

 好機をうかがう甲府は後半27分に野津田とリラを下げ、MF野澤英之とFW三平和司を投入。一方、新潟も同30分に三戸と鈴木に代え、MFロメロ・フランクとFW谷口海斗が入った。

 攻める新潟は後半34分、本間がスピードに乗りながら中盤をドリブル突破。PA左手前の高木がパスを受け、カットインから右足シュートを放つ。しかし、またしてもGK河田に止められた。37分には高と高木に代え、MF福田晃斗とMF星雄次を入れ、ラストスパートをかける。

 激しい球際のぶつかり合いを見せるも、90分間で決着はつかず。すると、後半アディショナルタイムに試合が動く。新潟は島田がPA内に浮き球パス。混戦からボールが落ちたところを、ロメロが左足インステップで叩き込んだ。

 ロメロの2試合連続ゴールで、新潟が1-0の劇的勝利。大きな勝ち点3を手にし、昇格圏内2位・ジュビロ磐田との勝ち点差を暫定で「6」に縮めた。

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