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目標は全国8強以上。佐賀東の新潟内定MF吉田陣平、選手権で「歴史を自分たちで変えたいです」

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佐賀東高の新潟内定MF吉田陣平が選手権全国8強以上を誓った

 佐賀東高(佐賀)の日本高校選抜MF吉田陣平(3年=F.THREE出身)が、2022年からのアルビレックス新潟加入内定。その吉田は、10月9日の佐賀工高戦から全国高校選手権佐賀県予選をスタートする。

 昨年度の選手権予選は決勝で見事なスルーパスを通すなど優勝に貢献。だが、全国初戦で市立船橋高(千葉)に敗れ、今夏のインターハイも「自分は絶対に勝てるという自信があった」が初戦で流通経済大柏高(千葉)に敗れている。いずれの試合も吉田はゴールをアシストするなど存在感ある動きを見せたものの、スコアは完敗。今回の選手権は過去の敗戦の悔しさをぶつけ、全国8強以上にこだわる大会だ。

 インターハイの流経大柏戦は「後半の立ち上がりから自分たちのサッカーができていたので、あのサッカーを前半の最初から出きていたら良い試合ができたと思う」。前半は優勝候補・流経大柏の強烈なプレッシングに全体が怯んでしまう展開。また、攻撃のリズムが出てきたところで連続失点する悪癖が出て突き放されてしまったが、戦えるという実感も得て帰ってきた。今年の佐賀東は、吉田の他にもMF森田悠斗主将(3年)とMF中山琉稀(3年)の両翼など攻守に好選手の多い世代。自分たちが、佐賀東の選手権最高成績「ベスト16」を超えるという強い思いがある。

「いつも通りプレーして、(佐賀)東らしいサッカーを県大会は絶対にやらないといけない。(新人戦、インターハイ予選に続く県)三冠も自分たちはあるので、三冠を目標に、そして全国出てベスト8行けばグラウンドも芝になると聞いているので、そこは絶対目標としてやっていきたいです。(達成できれば)後輩への最高のプレゼントになる。自分は今年のチームは自信しかない。歴史を自分たちで変えたいです」と誓った。

 吉田はボランチの位置でMF山内創太(3年)とともにゲームを作る力も魅力だが、ゴールに近い位置でこそ、その輝きは増す。中盤中央からのドリブルで相手DFを剥がし、ラストパスやシュートで試合を決めることを目指していく。

「(選手権では)プロ内定として見られると思うので、そこは自覚を持って、他の選手との違いを見せていきたい。しょうもないプレーをしていたら、(サポーターから)『コイツが何で入るんだ』ともしかしたら思われるかもしれない。気持ち良く入れるように、選手権で良いプレーをしたい」。新潟内定の注目MFは最後の選手権で必ず活躍し、佐賀東の歴史を変えて、プロの世界へ飛び込む。

(取材・文 吉田太郎)
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