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上田綺世が途中出場から逆転2発!! 鹿島、敵地でC大阪下して白熱のACL出場権争いへ

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[9.26 J1第30節 C大阪1-2鹿島 ヨドコウ]

 J1リーグは26日、第30節を各地で行い、鹿島アントラーズセレッソ大阪を2-1で破った。途中出場のFW上田綺世が1点ビハインドから2ゴールを挙げ、ACL出場権獲得に望みをつなぐ逆転劇を牽引した。

 ともにミッドウィークにリーグ戦を行ったため、中3日の連戦。ホームのC大阪は広島戦(○1-0)から3人を入れ替え、DF松田陸、DF丸橋祐介、FW大久保嘉人を新たに起用。鹿島は川崎F戦(●1-2)から4人を変更し、DF常本佳吾、MF松村優太、MF土居聖真、FWアルトゥール・カイキが入った。

 最初のチャンスは鹿島。前半4分、深く押し込んだ攻撃からMFディエゴ・ピトゥカがゴール正面やや左からミドルシュートを放ったが、惜しくも枠を外れた。対するC大阪は同7分、MF原川力の浮き球の縦パスにうまく抜け出した大久保が右足で決めたが、オフサイドに終わった。

 前半11分、鹿島は左サイドで松村が松田陸との1対1を制し、ゴールライン際まで駆け上がるが、グラウンダークロスは通らず。同32分にはD・ピトゥカの浮き球パスを左サイドのDF安西幸輝がワンタッチで折り返し、MF土居聖真がゴール前に走り込むが、競り合いでバランスを崩した土居は合わせられない。0-0のまま前半を終えた。

 後半も鹿島が優勢を保ち、5分にはMF三竿健斗が強烈なミドルシュートでゴールを襲う。ところが、先に試合を動かしたのはC大阪だった。

 後半13分、中盤に下りたFW加藤陸次樹がロングボールを収め、原川が対人戦を制してMF乾貴士に預けると、相手に向かってドリブルを仕掛けた乾がノールックでスルーパス。これに抜け出した原川が冷静にゴールに流し込んだ。それでもC大阪は同18分、乾の負傷とともに3枚替えを行い、FW西川潤らフレッシュなメンバーを送り込んだ。

 すると後半20分、鹿島が同点に追いついた。途中出場となったFW上田綺世のポストプレーを起点に分厚い攻撃をスタートし、D・ピトゥカの展開から右サイドを攻め込むと、同じく途中出場のMF和泉竜司のクロスに上田が反応。目一杯に身体を伸ばしながらヘディングシュートを決めた。上田はこれで今季10点目となり、自身初の二桁ゴールを達成した。

 そして後半36分、鹿島はまたしても交代選手の働きで加点。右サイドで前を向いたMF遠藤康の左足アウトサイドパスに上田が反応すると、DF瀬古歩夢に倒されてPKを獲得する。キッカーは上田。ゴール右に力強く蹴り込み、逆転に成功した。

 C大阪は後半44分、原川の左CKをゴール前で瀬古がそらし、ファーの西川が押し込んだがオフサイド。同点に追いつくチャンスを逃した。試合はそのままタイムアップ。鹿島がACL出場権獲得へ2試合ぶりの白星を収めた。

 この結果により、ACL出場権争いは一層白熱。1試合消化が少ない神戸が勝ち点54の3位で一歩リード中だが、名古屋と浦和が同じく勝ち点54、鹿島が同53、鳥栖が51で追っており、残り8試合最後まで目が離せない展開となりそうだ。

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