beacon

“メッシ後継者”バルサ新10番を背負う18歳神童、いよいよ戦列復帰へ「背番号10という重みに挑む」

このエントリーをはてなブックマークに追加

怪我から復帰したFWアンス・ファティ

 バルセロナは26日にラ・リーガ第7節・レバンテ戦を迎える。20名の招集リストには、長期離脱していたスペイン代表FWアンス・ファティがメンバー入り。FWリオネル・メッシが着用していた背番号10を受け継いだ18歳が心境を語った。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 昨年11月に左ひざを負傷し、長期離脱していたファティ。“神童”と期待を集めていた18歳がいよいよ戦列復帰を果たした。クラブのインタビューに応え、「再びボールに触れたとき、私は涙を流しました」と明かした。

 16歳でトップチームデビューを果たしたファティ。2019-20シーズンにはリーグ戦24試合で7得点1アシスト、翌20-21シーズンは7試合で4得点1アシストを記録していたが、20年11月に内側半月板損傷の大怪我で戦線を長期離脱していた。

 当時について、ファティは「最初の数日は大変だった。受け入れなければいけなかった」と苦しい日々を振り返る。しかし、着実に怪我は回復し、最初の練習で靴を履いたときには父親が涙を流し、そしてファティも泣いてしまったという。「これを乗り越えて、どんな些細なことだって大切に思えるようになりました」と精神面での成長を語った。

 いよいよ戦線復帰へ。ファティはサポーターに対し、「とても感謝しています。愛されていることを実感しているし、助けになりました。いまは皆さんから受け取った信頼に応えたい。カンプノウに戻りたいです」と感謝を口にする。「公式戦にほとんど出ていないので、デビューの初日のようですが、戻れることは特別なこと。良いパフォーマンスで私の決意を伝えていきたいです」と意気込みも伝えた。

 今夏バルセロナからメッシが去り、12年着用していた背番号10はファティのもとにわたった。「名誉なこと」と語るファティは、改めてその重みを実感しているようだ。

「この番号をつける機会を与えてくれたクラブ、キャプテン、そしてファンの皆さんに感謝しています。10という数字が持つことすべてに挑むことになる。レオも、ロナウジーニョも、その他の偉大な選手たちも着用してきたものだ」

「バルサにいるのであれば、すべてのことに準備をしなければいけない。世界最高のクラブで、10番という数字はさらにプレッシャーになる。だけど、バルサにいること自体がすでに大きなプレッシャーだし、トップチームにいるということだ」

「フォワードはゴールを決めれば自信になるし、それはトレーニングでも一緒。自信を持って、またプレーをしたい。フィールドで家族に会いたいです」

「大変なこともありました。でも、私は常に前向きに考えてきました。これが人生です。早く戻りたいですね。フィールドでファンの皆さんに会いたいです」

●ラ・リーガ2021-22特集

TOP