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中国戦“2列目トリオ”がサウジ戦不在も…森保監督「俺がやってやろうと思ってくれている選手はいる」

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久保、古橋、伊東はサウジ戦不在

 カタールW杯アジア最終予選の“前半戦の山場”を控える森保ジャパンだが、アクシデントによって大幅な戦力ダウンを迫られている。

 28日に発表された日本代表メンバーでは、最終予選初勝利を挙げた中国戦(○1-0)の試合中に負傷したFW古橋亨梧(セルティック)、所属クラブのリーグ戦で負傷したMF久保建英(マジョルカ)がいずれも選外。また両選手とともに中国戦に先発し、決勝点をアシストしたMF伊東純也(ゲンク)はメンバー入りこそ果たしたが、次戦のサウジアラビア戦は出場停止による欠場が決まっている。

 サウジアラビアは2019年1月のアジア杯決勝トーナメント1回戦で対戦し、日本がDF冨安健洋のA代表初ゴールにより1-0で勝利したものの、ボール支配率23.7%と大苦戦を迫られた相手。そのうえ今回はコロナ禍で日本サポーターが入れない完全アウェーゲームのため、コンディション面にも差があることが予想されている。

 それでも森保一監督はメンバー発表会見の場で、強気な姿勢を貫いた。

「直近の中国戦からメンバーを変えないといけないのは、勝利したあとでそのままの流れで行きたいというところもあるが、それと同時に毎試合次の試合に向けて対戦相手の分析をする、そしてわれわれがどうベストな布陣を選んで戦うかということに関しては、実際にメンバーは変わっていなくても、変わることも考えてメンバーの構成を常に考えている」。

 そう欠員の影響を否定した指揮官は「サウジアラビア戦に向けてもわれわれが最大限のパワーを発揮できるようなメンバーを選んでいきたい」と強調。「俺がやってやろうと思ってくれている選手、実力のある選手はいる。サウジアラビア戦に向けて出場する選手に自分のプレーを思い切って出してほしい。怪我、出場停止、コロナで招集できなかったりと、いろんなアクシデントはあるので、その時に出た選手が日本のために走って戦って勝利を目指してもらえれば」と代役に奮起を求めた。

 なお、伊東もサウジアラビアでの代表チームに帯同する方針だという。指揮官は「サウジアラビア戦は試合に出場できないが、サウジアラビアから日本に移動してオーストラリア戦のメンバーには入ってもらう予定でいる」と説明し、チームへのサポートを求めた。

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